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ディアラジュニア マックレー 




同社は以前より「ディアラ」というモデルを発売している。(写真下)
これは、マツダボンゴベースのライトキャブコンだが、「自立型」というコンセプトを打ち出した。


自立型とは、そのクルマだけで発電を行い、その電気でエアコンや電気器具を動作させること。
即ち、発電機を搭載し、バッテリーの電気が少なくなっても、自分で発電して、また充電できるわけである。
ちなみに、自立型でない場合は、外部から100V入力を受けて機器を動作させることになる。

自分で発電するということなら、走行充電も自立型ではないかと言うことになるが、残念ながら走行充電の効率は一般的にはあまり良くない。
相当な距離を走らなければ、バッテリーをフルに充電することはできない。
また、走行しなければならないので、長期滞在などの場合は発電できない。

ただ、発電機を搭載するということは、そのスペースも必要なため、カムロードベースなどのスタンダードキャブコン以上のモデルが中心だった。
ディアラでは、ライトキャブコンに搭載したということで、このクラスでも自立型が成立したわけである。


さて、ディアラジュニアは同社初の軽キャブコンである。
ディアラの名前を継承している通り、自立型のコンセプトも継承している。
そして、軽キャブコンで発電機を搭載したモデルは、恐らく初めてである。
発電機を搭載したからにはエアコンも搭載できるわけで、一体型のウインドウエアコンがオプション設定されている。
軽キャブコンへのエアコン搭載も、他に例は無い。(ラ・クールのようなポータブルタイプは除く)


ディアラジュニアは軽キャブコンだが、ナンバーは普通車8ナンバーである。
シェルが軽キャンパー枠を超えているからで、キャブ部よりも幅が広くなっている。
そのため、居住性は良くなっており、室内は軽キャブコンとは思えないほど広く感じる。

レイアウトは縦置き対座形式の二の字型ダイネットと、後部のギャレーコンソールで構成される。(写真下)
ダイネットはファミリーで使っても十分広く、テーブルも大きく、食器を乗せても余裕がある。


ベッドはダイネットを展開する形式だが、対座シートの間を背もたれで埋めるだけなので、比較的簡単にベッド展開できる。
フロアベッドは1830x1610mmの大きさなので、幅は家庭用のクイーンサイズベッドに匹敵する。(写真下)


バンクベッドも用意されており、標準装備のものは子供用。(写真下)
オプションで延長すると、大人も就寝できる大きさのベッドとして使える。


ギャレーは後部に位置し、ダイネットのどちらのシートからもアクセスし易い。(写真下)
軽キャンパーでは類を見ない、本格的なギャレーで、丸型のシンクが中央に据えられており、大き目の食器でも洗うことができる。


給排水タンクは各10リッターで、外部収納庫に設置される。
車外から直接取り出せるので、交換が楽。(写真下)


左側には33リッターの冷蔵庫がオプションで設置可能。
また、右側にはやはりオプションになるが電子レンジをビルトインできる。(写真下)


装備の最大の特徴は、やはりエアコンの設置だろう。
オプションで、ウインドウエアコンが設置できる。(写真下)
搭載できるサブバッテリーの数は限られるので、バッテリーだけではあまり長時間運転できないが、発電機を回せば長時間の運転も心配ない。


発電機は、ヤマハの1600Wを使用し、後部の収納庫に設置する。(写真下)


特別に防音処理がしてあるわけではないので、使用場所や使用時間は限られるだろう。
吸排気処理と防音処理ができていれば、使用制限がかなり緩和されるので、これらの装備が是非欲しいところである。
また、発電機の始動は車外からすることになるが、雨が降っていたりすると相当面倒である。
贅沢かもしれないが、発電機のいスタート/ストップを車内からできる工夫がれば言うことない。

しかし、軽キャブコンで発電機を搭載した自立型モデルは他になく、大きなアドバンテージであることは間違いない。

普通車8ナンバーの軽キャブコンと言えば、現在のところオートショップアズマのラ・クーンしかないが、ディアラジュニアの登場によって選択肢ができたわけである。


ビルダー マックレー
車名 ディアラジュニア
ポップアップルーフ -
ナンバー区分 8
乗車人数 5
就寝人数 3
ベース車 キャリートラック
サブバッテリー ○(100Ah)
バッテリー増設 OP
走行充電システム
外部100V入力/充電
インバーター OP(250/1500W)
ルーフベンチレーター OP
ソーラーシステム OP
コンロ
シンク
給水タンク ○(10L)
排水タンク ○(10L)
冷蔵庫 OP(14L or 33L)
電子レンジ OP
ユーティリティールーム -
ポータブルトイレ OP
カセットトイレ -
カーテン/ブラインド OP
FFヒーター OP
ルームエアコン OP
シャワー設備 -
温水装置 -
発電機 OP(ヤマハ1600W)
ウインドウ架装 -
アクリル2重窓 -
サイドオーニング OP
 ソーラーシステム OP(100W)
全長(mm) 3870
全幅(mm) 1760
全高(mm) 2500
価格(万円) 273(5MT)〜

2015年10月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ

ディアラジュニアの動画はこちら










2015.11.3




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