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ポータブルクーラー コイズミ ラ・クール
いよいよ暑い夏がやってくる。キャブコンオーナーはまだしも、バンコンやミニバンで車中泊するオーナーには厳しい季節だ。
キャブコンは断熱の完備されたFRPやアルミのシェルで覆われているため、比較的過ごしやすいが、バンコンは普通の鉄板で覆われた自動車そのものなので、締め切った車内温度は大変なものになる。
そこで欲しくなるのがエアコンだが、バンコンにエアコンやクーラーを搭載するのは技術的、コスト的に簡単ではない。ミニバンなら尚更である。
そんな中登場したのが、コイズミのポータブルクーラー「ラ・クール」だ。これは室内機と室外機が分離されているスタイルだが、常設を目的としているものではなく、使う度に設置することを前提にしている。(もちろん条件が許せば常設しても問題は無い。) 重量は室内機、室外機合わせて18.8kgで、持ち運び時は合体して片手で持ち運べる。
使用時は室外機をクルマの外部に出し、室内機と専用ホースで接続するだけ。そしてドアやリアゲートを閉める。ミソはこのとき、ホースがドアとボディに挟まれても押しつぶされないこと。ドアとボディのわずかな隙間に通せるくらい薄いホースなのだ。
室外機は地面に置くにはホースが短すぎる(1.5m)ので、室外に脚立などを置き、その上に乗せても良い。しかし、出先では脚立など無いし積んで行くのもスペースを取ってしまう。そこで実に便利なツールが用意されている。それがレインモールアダプターだ。これはハイエースなどのレインモールに引っ掛けて、ラ・クールの室外機を設置するだけ。ラ・クール本体とは手回しのネジで接合する。短時間で設置できるので汗もかかない。室内機の設置用にテーブルもオプションで用意されている。
さて、電源はAC100Vである。従って、電源サイトなど外部AC100Vを取れる環境での使用か、発電機が必要になる。最大消費電力は900Wなので、大容量インバーターを積んでいるキャンピングカーならサブバッテリーでも動かせないことは無いと思われるが、時間的な制約はある。(105Aサブバッテリー1個で約1時間程度の目安)サブバッテリーでの使用はビルダーやメーカーに相談されることをお勧めする。
今まであるようで無かったセパレート式ポータブルクーラー。これがあれば夏場の車中泊も快適に過ごせそうだ。
仕様
室内機:400(W)x300(H)x185(D) (mm) 6Kg
室外機:430(W)x390(H)x185(D) (mm) 12.8Kg
ホース:長さ1.5m x 幅50mm x 厚さ10mm
運転時動作音:58〜64dB
最大消費電力:900W
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