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ジャパンキャンピングカーショー2016レビュー(1)
コンパクト化する輸入モーターホーム


輸入モーターホームと言えば、大きく、豪華な内装をイメージすることが多いが、年々、コンパクトな輸入モーターホームが数を増やしている。
今年のジャパンキャンピングカーショーの特徴の一つは、輸入モデル、特に欧州キャブコン(セミインテグレーテッド)のコンパクト化が上げられる。

これは、日本の需要に合わせたということではなく、欧米でもコンパクトなモデルが望まれいるため。
ハイマーは2016年モデルのひとつの方向性としてコンパクト化を上げており、そのラインアップとして「ハイマーバン」シリーズをリリースした。

昨年は、デュカトベースのバンコン(キャンパーバン)が話題になった。
ハイマーの関連会社のハイマーカーからグランドキャニオンとシドニー(写真下)が初めて展示され、アドリアモービルのツインシリーズを含めてコンパクトな輸入モーターホームが身近になった。


また、デスレフからは、全長5650mm(短いモデルは5200mm)のフルコン、「エヴァン」が発表され、注目を集めた。(写真下)


そして今年は、いよいよキャブコンのコンパクト化が促進された。
国産スタンダードキャブコンのほとんどが6m以下であることから、6mを切るモデルを中心に見てみると、ハイマーのハイマーバン314(5450mm)、エースキャラバンズのエース525(5780mm)、クナウスのクナウスバンI550MD(5960mm:これはフルコン)、デスレフのグローブバスアクティブT2(5990mm)、アドリアモービルのアドリアコンパクトSP(5999mm)、バーストナーのブレビオT605(5990mm)などが上げられる。

中でもハイマーバン314(写真下)は思い切った短さで、ハイエースのスーパーロングに比べ70mm長いだけである。
しかし、この車長でも、上級車同様の装備を持っている。


このように、コンパクト輸入モーターホームが多数導入されたことにより、大きさがネックとなって輸入モーターホームを購入できなかったユーザーには朗報となるだろう。

ただし、国産キャブコンと競合できるかは別の話である。
輸入モーターホームはコンパクトになったとはいえまだまだ高価で、一部の国産高級キャブコンとの競合はあっても、中心マーケットには切り込めない。
その意味では、国産キャブコンとはうまく棲み分けされていると言えるかもしれない。

次回は国産キャブコンと競合できる輸入キャブコンを見る。


次の記事:
ジャパンキャンピングカーショー2016レビュー(2)国産キャブコンと競合する輸入キャブコン







2016.2.18




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