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リンバッハ M.Y.Sミスティック
ハイエース標準ボディ標準ルーフというのは、ハイエースのラインアップ中最も小さいサイズ。
このベース車の特徴は、街中での取り回しが良く、スーパーやコンビニの駐車場にも気軽に入っていける点、あるいは、高さ制限のある駐車場でも入れる場合が多い点である。
一方、軽ベースやタウンエース/ライトエース、あるいはNV200バネットほど小さくなく、そこそこの居住性が得られる。
即ち、日常使用でも不便なく使用でき、レジャー使用では、それほど窮屈さを感じない絶妙のサイズと言うことができる。
ハイエースのラインアップには、標準ボディハイルーフやワイドボディミドルルーフもあるが、高さ制限や車幅に気を付ける必要がある。
その点、標準ボディ標準ルーフは気が楽なのである。
また、ポップアップルーフにすると、確かにかなり広い室内が実現できるが、コスト的には100万円近い差となる。
そこまでの装備は望まないユーザーにとっては、内装を架装しただけ、というシンプルさは、ニーズにもコスト的にも合っているのである。
レイアウトも各社似ており、通常はミニバン的に使用するので、前向きに5名程度乗車できるように、2列目にREVOシートのような自在シートが据え付けられている。
これをフラットにすれば、大人2名が就寝できるフロアベッドになる。
実は、このようなコンセプトのモデルは従来からあり、各社から多くのモデルが発売され、いわば激戦区である。
リンバッハも、まさにそうしたニーズに応えたモデルで、ハイエース標準ボディ標準ルーフを使用したバンコンである。
エクステリアへの架装は無く、内装のみの架装となっている。
しかし、リンバッハは少し異なるテイストを持っている。
それはクオリティ感である。
このカテゴリーは、どうしても価格競争になりがちなため、クオリティ感はそれほど重視されていないモデルも多くある。
それに対しリンバッハは、インテリアはヴェルファイアベースのバルテオのものが移植されたものであるが、モダンリビング的な雰囲気を持つ。
ギャレーも大きく、取って付けたようなものではない。
シンクも皿が洗えるほど十分な大きさを持つ。
更に、14リッター冷蔵庫と電子レンジ、そしてそれを動かす1500Wインバーターとサブバッテリーも標準装備である。
冷蔵庫と電子レンジはギャレーコンソールにすっきり収納されている。
ベッドはダイネットを展開してフロアベッドとし、2名が就寝できる。
ベッドボードを上部に渡して就寝人数を稼ぐということはなく、子供がいるごちゃごちゃとした生活感からは一線を引いている。
リンバッハは、日常使いができ、休日はふたりで1〜2泊の上質なクルマ旅に出る、というシチュエーションが似合うモデルである。
その観点から見ると、数ある標準ボディ標準ルーフモデルの中でも、異彩を放つ存在である。
ビルダー | M.Y.Sミスティック |
車名 | リンバッハ |
ポップアップルーフ | - |
ナンバー区分 | 4 |
乗車人数 | 6 |
就寝人数 | 3 |
ベース車 | ハイエース標準ボディ標準ルーフ |
サブバッテリー | ○(105Ah) |
バッテリー増設 | - |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力 | ○ |
高電力インバーター | ○(1500W) |
ルーフベンチレーター | OP |
ソーラーシステム | - |
コンロ | OP |
シンク | ○ |
給水タンク | ○(10L) |
排水タンク | ○(10L) |
冷蔵庫 | ○(14L) |
電子レンジ | ○ |
ユーティリティールーム | - |
ポータブルトイレ | OP |
カセットトイレ | - |
カーテン/ブラインド | ○ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | - |
シャワー設備 | - |
温水装置 | - |
発電機 | - |
断熱架装 | - |
アクリル2重窓 | - |
サイドオーニング | OP |
全長(mm) | 4695 |
全幅(mm) | 1695 |
全高(mm) | 1980 |
価格(万円) | 357(AT) |
2015年10月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ
リンバッハの動画はこちら
2015.10.10
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