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北斗 オーエムシー
ハイエースワイドロングボディを使用し、ふたり旅、あるいはひとり旅にコンセプトを絞ったモデル。
スーパーロングを使用した「銀河」と並んで同社の看板モデルのひとつで、ロングセラーでありながらそのコンセプトは変わらない。
特に、当初からひとり旅も視野に入れていた点はユニークである。
今でこそ、軽キャンパーやコンパクトキャンピングカーでひとり旅を謳ったモデルが存在するが、当初はふたり旅かファミリー向けが主流だった。
もちろん今でもその傾向は変わらない。
しかし、現実を見てみると、ひとりでクルマ旅をしたり、趣味でキャンピングカーを使うユーザー層は意外に多い。
そのようなユーザーは対面ダイネットも、大勢で就寝できるベッドも不要なのである。
そして「北斗」には大きな特徴がある。
それは勉強机のような、趣味のスペース。
使わないときは、椅子が机の下部にきっちり収納されるが、椅子を引き出すと、まるで勉強机のような空間が出現する。
ここでパソコンを使ったり、本を読んだり、釣りの仕掛けを作ったり、カメラの整備をしたりと、好きなことに没頭できる空間である。
多分一番落ち着ける空間なのではないだろうか。
冷蔵庫と電子レンジが、後部のギャレーではなく、このスペースから大きく動かなくても手が届く範囲にあるのもうれしい。
ベッドは、半常設の縦置き2段ベッドが備わる。
これは、上段ベッドのベッドボードを下げるとシートバックになり、ロングソファとして使える。
後部にはドアで仕切られたユーティリティールームがあり、両サイドにギャレーと収納キャビネットが置かれている。
ギャレーにはシンクがビルトインされ、下には各10リッターの給排水タンクが収納される。
向かいのキャビネットは収納庫で、ポータブルトイレが収納される。
このキャビネットの上はテーブルになっているので、調理台としても使えるが、それほど手の込んだ料理をしないなら、天井まで家具にして収納庫やクローゼットとする手もある。
オリジナルのレイアウトでも、ソファの下や床下収納が用意されているが、十分とは言えない。
特に冬場の衣類などはかさばるものである。
さて、「北斗」にはシングルユースモデルなるものも存在する。
これは、更に一人用途に絞ったコンセプトのレイアウトで、2段ベッドは廃され、ロングソファになっている。
ベッドはシートバックを通路に展開して広いフロアベッドとする。
毎日のベッド展開が面倒な場合は、常設的にフロアベッド状態にしておき、ちゃぶ台スタイルで過ごすという方法もあるが、この状態では肝心の”勉強机”が使えない。
むしろ、下段のシングルベッドのみとして、リクライニング機構を付けると、勉強机に疲れたら足を延ばしてリクライニングチェアに横たわる、という優雅な空間ができるのではないだろうか。
この状態でテレビが見られると、理想的な”男の隠れ家”である。
ビルダー | オーエムシー |
車名 | 北斗 |
ポップアップルーフ | ‐ |
ナンバー区分 | 8 |
乗車人数 | 5 |
就寝人数 | 2 |
ベース車 | ハイエースワゴンDX |
サブバッテリー | ○(105Ah) |
バッテリー増設 | ‐ |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力/充電 | ○ |
インバーター | ↓ |
大容量インバーター | ○ |
ルーフベンチレーター | OP |
コンロ | ○ |
シンク | ○ |
給水タンク | ○(10L) |
排水タンク | ○(10L) |
冷蔵庫 | ○(40L) |
電子レンジ | ○ |
ユーティリティールーム | ○ |
ポータブルトイレ | ○ |
カセットトイレ | ‐ |
カーテン/ブラインド | ○ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | ‐ |
シャワー設備 | ‐ |
温水装置 | ‐ |
発電機 | ‐ |
ウインドウ架装 | - |
アクリルウインドウ | ‐ |
サイドオーニング | OP |
ソーラーシステム | OP |
全長(mm) | 4840 |
全幅(mm) | 1880 |
全高(mm) | 2100 |
価格(万円) | 414万円〜(2WD/6AT) |
2016年1月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税別)
北斗の動画はこちら
2016.1.31
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