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ファイブスターハイキングラグゼ レクビィ
トヨタのハイエースには、市販されていないボディスタイルが存在する。
それが、スーパーハイルーフと言われるもの。
通常のハイエーススーパーロングのルーフはハイルーフだが、それを更に高くしている。
これは、もともと救急車用にトヨタが開発、製造しているもので、架装により後付けしたものではない。
これをキャンピングカーに使用しているのが、今回紹介するレクビィのファイブスターハイキングだ。
このボディは、他のキャンピングビルダーにも提供されており、現在では他社も含め、10車種ほどが発売されている。
ただ、ハイエーススーパーロングのルーフをカットして更に高いハイルーフを架装するモデルも存在するので、トヨタ純正のスーパーハイルーフ以外にもスーパーハイルーフモデルは存在する。
同社のカントリークラブハイキングもその一つで、こちらはFRPハイルーフを架装している。(写真上)
同社のネーミングでは、「ハイキング」はハイルーフモデルに付けられる名前で、また「ラグゼ」はリアガラスを”FRPインセットパネル”に交換したものに付けられる名前である。
即ち、ファイブスターに対し、ファイブスターハイキングラグゼはより室内高が高く、断熱性に優れた仕様、と言うことになる。
レイアウトの特徴は縦置き常設2段ベッド。
2段ベッドの良いところは、自分のペースで睡眠を取れること。
例えば、寝る前に読書をするというのも、別々のベッドなら気兼ねなくできる。
ただ、2段ベッドはハイエースの場合、横置きにするには幅が足りない。
従って、縦置きにするしかないが、そうすると、前部のダイネットのスペースが足りなくなる。
ファイブスターでは、フロントシートのシートバックを前に倒し、これを後ろ向きシートとすることで、ダイネットスペースを確保している。
もう一つの特徴は、完全防水された最後部のシャワールーム。
オプションの温水装置を装備すると、温水シャワーが使えるようになる。
ただし、給水タンク20リッターに温水用タンク20リッターが増設されるが、そのままでは2名しか使えない。
ファミリーでシャワーを使いたい場合は、更にタンク容量の増設が必要だろう。
なお、加熱はラジエーター熱を利用するヒートエクスチェンジャー方式。
家庭用エアコンはオプション設定されていないが、同社には家庭用エアコンを搭載したファイブスターブリーズや、室外機を床下に設置するシャングリラUもラインアップされているので、必要な場合は相談すると良いだろう。
ビルダー | レクビィ |
車名 | ファイブスターハイキングラグゼ |
ルーフ架装 | ‐ |
ナンバー区分 | 8 |
乗車人数 | 7 |
就寝人数 | 4 |
ベース車 | ハイエーススーパーハイルーフ |
サブバッテリー | ○(115Ah) |
バッテリー増設 | OP(115Ah) |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力/充電 | ○ |
インバーター | ↓ |
大容量インバーター | OP(1500W) |
ルーフベンチレーター | ○ |
コンロ | ○(カセットガスコンロ) |
シンク | ○ |
給水タンク | ○(20L) |
排水タンク | ○(20L) |
冷蔵庫 | ○(49L) |
電子レンジ | OP |
ユーティリティールーム | ○ |
ポータブルトイレ | OP |
カセットトイレ | ‐ |
カーテン/ブラインド | ○ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | ‐ |
シャワー設備 | ○ |
温水装置 | OP |
発電機 | ‐ |
ウインドウ架装 | ○ |
アクリルウインドウ | ○ |
サイドオーニング | OP |
ソーラーシステム | OP(140W) |
全長(mm) | 5380 |
全幅(mm) | 1880 |
全高(mm) | 2680 |
価格(万円) | 653万円〜(2WD/6AT) |
2016年2月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税別)
ファイブスターハイキングラグゼの動画はこちら
2016.3.10
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