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愛犬くん オートワン
キャンピングカーユーザーのうち、約60%がペットを連れて旅しているといわれている。
公共交通機関でペットを乗せるのは大変だし、ペット同伴で宿泊できる施設がまだまだ不足していることを考えると、キャンピングカーでペットと旅するというのは良い考えである。
今や、ペットと旅するためにキャンピングカーを購入したというユーザーも多い。
さて、しかし、ほとんどのキャンピングカーはペットを乗せるための特別な考察はしていない。
即ち、汚れた足を洗ったり、ケージを置く場所を作ったりということはされていないのである。
そこで、ペットと旅するユーザー向けに考えられたのが、この愛犬くんである。
同社は多くの軽キャンパーを発売しているが、愛犬くんはこれらのキャンパーをベースに開発されている。
ペットを乗せるためのアイデアのひとつは、足を洗うトレー。
後部に引き出し式で装備されたトレーにペットを乗せて、引き出したシャワーフォーセットで足を洗うことができる。
このシャワーフォーセットには跳ね上げ式のミニシンクも付いていて、食器を洗ったり、手を洗ったりすることも可能。
次に、ケージ置き場が確保されていること。
運転中は、ペットはケージに入れておくのが最も安全で、ペットもそのほうが落ち着く場合もある。
ケージ置き場は、後部ラック上と倒した助手席上に置くことができ、もちろん固定できる。
三つ目のアイデアは温度感知式のベンチレーター。
天井部に取り付けられた大型のベンチレーターで、車内の空気を吸気する。
温度センサーが付いているので、電気の無駄使いもない。
やむなくペットを車内に残す場合は、非常に助かる。
また、床材はキズに強い材質を使っており、ペットの爪で傷がつく心配がない。
ベース車はスズキエブリィバンか、OEMの日産NV100クリッパーから選択できる。
レイアウトは、2列目シートを折りたたんで、その上にベッドマットを敷きフラットフロアを作る。
ここで2名が就寝可能。
後部には、両サイドに作り付けの収納ラックがあり、左側のラックにはケージ、右側のラックにはミニギャレー(OP)が装備されている。
なお、左側ラックのケージ収納部には、ケージの代わりにポータブル冷蔵庫を収納することもできる。
収納は、両サイドに並ぶオーバーヘッド収納と床下の小物収納、そして後部ラックの収納棚が用意される。
電装系は55Ahのサブバッテリーと走行充電システム、700Wのインバーター、外部100V入出力が標準装備される。
100Vは、車外への供給も可能。
更に30Wのソーラーパネルも標準装備される。
また、オプションで各装備のアップグレードも可能で、バッテリーは70Ahか100Ahに、インバーターは1200Wか2000Wに、外部100V入力はバッテリー充電機能を追加することができる。
ビルダー | オートワン |
車名 | 愛犬くん |
ルーフ架装 | ‐ |
ナンバー区分 | 軽4 |
乗車人数 | 4 |
就寝人数 | 2 |
ベース車 | エブリイ・NV100クリッパー |
サブバッテリー | ○(55Ah) |
バッテリー増設 | OP(70/100Ah) |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力/充電 | ○(充電はOP) |
インバーター | ○(700W) |
大容量インバーター | OP(1200/2000W) |
ルーフベンチレーター | ○ |
コンロ | ○ |
シンク | OP |
給水タンク | OP |
排水タンク | OP |
冷蔵庫 | OP |
電子レンジ | OP |
ユーティリティールーム | ‐ |
ポータブルトイレ | ‐ |
カセットトイレ | ‐ |
カーテン/ブラインド | ‐ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | ‐ |
シャワー設備 | ‐ |
温水装置 | ‐ |
発電機 | ‐ |
ウインドウ架装 | ‐ |
アクリルウインドウ | ‐ |
サイドオーニング | ‐ |
ソーラーシステム | ○(30W) |
全長(mm) | 3395 |
全幅(mm) | 1475 |
全高(mm) | 1920 |
価格(万円) | 170万円〜 |
2016年3月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税別)
愛犬くんの動画はこちら
2016.4.7
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