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コンポーザーHR with Dog アネックス 




コンポーザーは以前レポートしたのでその記事も参照にして欲しい。
簡単にレビューすると、日産NV350キャラバンの標準ボディにハイルーフを架装、コンパクトながら天井の高い、開放感のある室内にしている。

ハイルーフはデザイン的にも良くマッチしており、オリジナルのベース車よりも格好が良いほどだ。
ソーラーパネルも装着されるが、下から見えない構造になっている。


リアゲートのウインドウはアクリルウインドウ化でき、断熱効果も高められる。(コンポーザーwith Dogのみ標準装備)

 リアゲートのウインドウはアクリルウインドウ化されている

オリジナルのコンポーザーはふたり旅が想定されており、ベッドもフロアベッドがメインだった。
そしてその後、コンポーザーのラインアップとして、コンポーザーwith Familyとコンポーザーwith Dogが追加された。
更に、ハードルーフに加え、ポップアップルーフも選択できるようになり、現在では6種類の選択肢がある。

さて、コンポーザーwith Dogが今回紹介するモデルだ。
これは、コンポーザーの後部にFRPのペット用シャワールームとでもいうべきスペースを設けたのが特徴。
ここには、専用のシャワーフォーセットがあり、それ用の10リッタータンクも用意されている。
シャンプー用の棚もある。

 後部のペット用シャワールーム

人間がシャワーを使うにはちょっと狭いが、子供なら水遊びの後でシャワーを使うこともできるだろう。
ペット用と捉えてしまうとかなり用途が限定されるが、子供用と捉えると、かなり便利な装備ではないかと思われる。

ダイネットはコンポーザーと同様、2列目シートが前向きのREVOシートで、4名が前向きに着座してドライブできる。
就寝は2名なので、ふたり旅専用車だが、日常ではミニバン的に使うことも可能だ。

 2列目シートを前向きにセットしたダイネット

コンポーザー同様、一応4名が対座してテーブルを挟むことができるが、後ろ向きのシートは、シートと言えるものではなくボードなので、実用性はあまり高くない。
やはり、常にベッド状態にしておいて、ちゃぶ台スタイルで使うユーザーが多いのではないだろうか。

 シートをフルフラットにしたフロアベッド

なお、ポップアップルーフを選択すると、ルーフベッドにも大人2名が就寝できる。
即ち、ダイネットはそのままにして就寝できるので、就寝前にベッドメークする手間は省ける。

また、コンポーザーには、子供用ベッドボードが用意されていたが、コンポーザーwith Dogでは、後部のFRPルームがあるため、セットできない。

ギャレーは1口コンロとシンクが一体になったコンビネーションシンクがビルトインされている。
大きなシンクではないので、鍋や皿を洗うのは難しいかもしれないが、コーヒーカップなどを洗うのには便利。

 コンビネーションシンクを持つギャレー

冷蔵庫は上開き式の40リッターが標準装備される。
基本的に調理はあまりしないと想定されている要だが、食事を車内で取ることがあるならオプションの電子レンジはあったほうが便利だ。
冷蔵庫は、冷凍食品などを入れておける容量がある。

 上開きの40リッター冷蔵庫

収納は、ハイルーフの場合は、オーバーヘッド収納が前後とダイネット上にあるので小物の収納に便利。
キャブ上にも収納が用意されている。

 キャブ上の収納スペース

また、ベッド状態にしておくなら、その下も収納庫になる。
更に、FRPのDog Roomは収納庫にもなる。
ドッグキャリーなど比較的大きな荷物もここに乗せておけばかさばらない。
ただし、あまり詰め込みすぎると、本来の用途として使う時に大変ではある。

電装系は80Ahのサブバッテリーが1個なので、余裕があるわけではないが、標準ではインバーターも無いので、100Vの家電品は使えない。
従って、電気を消費するのは冷蔵庫と照明くらいなので、問題はないだろう。

オプションのFFヒーターを装備する場合は、やはりオプションの追加バッテリーを付けた方が良いだろう。
また電子レンジを搭載する場合は1500Wのインバーターも同時に付ける必要がある。
サブバッテリーの追加もした方が良いだろう。

ペットとともに旅したいというユーザーにとって、ホテルや乗り物のハードルが高い。
キャンピングカーは、このようなユーザーにソリューションを提供するが、更に便利にするのがコンポーザーwith Dogだ。

キャンピングカーでペットを連れて行く場合、注意することがある。
それは、車内にペットを残しておく場合のこと。
断熱に有利なキャンピングカーとはいえ、やはり夏の車内は相当暑くなる。
窓を少し開けておくとか、ベンチレーターを回しておくなどの配慮が必要だが、そもそも、車内には残しておかないようにしたい。

コンポーザーwith Dogのコンセプトはペット連れのふたり旅だが、先に書いた様に、後部のFRPルームの使い方はペット用にとどまらない。
子供のシャワールームもそうだが、ダイビングやスキー、あるいはボート遊び後の濡れ物入れ、海水浴後の簡易シャワーなど、使い方はいろいろ考えられるのではないだろうか。






ビルダー アネックス
車名 コンポーザーHR with Dog
ルーフ架装 ハイルーフ
ナンバー区分 8
乗車人数 5
就寝人数 2
ベース車 NV350キャラバン標準ボディ
サブバッテリー ○(80Ah x1)
バッテリー増設 OP
走行充電システム
外部100V入力/充電 OP
 インバーター
大容量インバーター OP(1500W)
ルーフベンチレーター OP
サンルーフ OP
 コンロ ○(シンク一体式)
シンク
給水タンク ○(19L+10L)
排水タンク ○(19L)
冷蔵庫 ○(40L)
電子レンジ OP
サニタリールーム
ポータブルトイレ
カセットトイレ
カーテン/ブラインド
FFヒーター OP
ルームエアコン
シャワー設備
温水装置
発電機
ウインドウ架装 ○(リア)
アクリルウインドウ
サイドオーニング OP
 ソーラーシステム OP
全長(mm) 4695
全幅(mm) 1695
全高(mm) 2460
価格(万円) 548万円〜(2WD)

2016年6月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ(税込)


コンポーザーの動画はこちら



2015.06.19




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