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第3章 キャンピングカーの種類


3-5.セミフルコン

セミ・フルコンバージョンの略ですが、この呼称は日本独自のものです。
具体的には、マイクロバスのキャブ部分を残し、後部はボディカットしてシャシーだけにした土台にシェルを架装します。

フルコンの項で述べましたが、国内にはフルコンのシャシーを提供する自動車メーカーがありませんので、フルコンを作るのは手間がかかります。
そこで、トヨタカムロードやいすゞビーカムの上位プラットフォームに、マイクロバスを使用する方法が考案されました。

マイクロバスのボディを残し、内装を中心に架装する場合はバスコンに分類されますが、この場合は、やはり断熱性に限界がありますし、居住性も効率が最大限に引き出せるわけではありません。
そこで、キャブのみを残す方法となったわけです。

バスの後部をボディカットするのですから、作業工程が増え、コスト的に不利になるというデメリットはあります。
しかし、もとより人を乗せることを想定しているバスを使うことにより、乗り心地面では大きな優位性を得ることになりました。
もちろん断熱性の良いシェルを搭載していますので、車内環境は抜群です。
セミフルコンは、事実上、国産キャンピングカーの最高峰と言ってよいでしょう。

下は、日産シビリアンをベース車にしたフィールドライフのルーツです。

















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