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ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第6回(最終回)


2012年2月10日(金)、11日(土)、12日(日)、千葉幕張で「ジャパンキャンピングカーショー2012」が開催されました。今回は10日の金曜日も開催され3日間の展示会です。毎年この時期に行われるこのショーはアジア最大のキャンピングカーショーで、今回は昨年の92社を上回る110社、250台が参加しました。今回の特徴はハイブリッド車をベースとしたモデルがいよいよ本格的に出てきたこと、また昨年の大震災を受け、車で発電した電気を家庭で緊急用に使用できるモデルが出てきたことなどがあげられます。また、日産、ホンダが独自のブースで出展するなど、キャンピングカーマーケットの注目度が増したことを印象付ける展示会となりました。それでは、いつものように、会場で見かけたニューモデルを中心に紹介しましょう。 最終回の第6回は輸入車特集です。


















デスレフジャパン グローブ4 東和モータース









フィアットデュカトをベース車にしたドイツデスレフ社のクラスC(キャブコン)。グローブ4には後部ベッドが2段ベッド仕様とハイマウントベッド仕様ががあり、ハイマウントベッド仕様は7mを超える全長を持つ。バンクの無いロープロファイルデザインを採用。前部には電動式のプルダウンベッドを装備する。

ドリーバーデン25ft 東和モータース









同社と米国のビルダーのコラボで製作された、フォード エコノライン E450スーパーデューティーをベース車にするクラスC(キャブコン)。8mを超える全長を持つボディはそれだけでも広いが、更にスライドアウト機構によりダイネット部分が60Cm拡張される。床暖房や電動式オーニングまでで装備される。

デスレフジャパン グローブバス インテグレートI001 東和モータース









全長600mm、前幅215mmと国産キャブコン並みのボディーサイズに収めたクラスA(フルコン)モデル。低床シャーシーとバンクベッドを廃したことにより、全高も262mmとなっている。後部ハイマウントベッドは縦置き、横置きが選択できる。前部にはプルダウンベッドも装備され、就寝人数も確保している。

ウィネベーゴ アスペクト30C ニートRV









6.8リッター V10 ガソリンエンジンを積むフォードEシリーズE450スーパーデューティー をベース車にした、全長9.6mに及ぶクラスC(キャブコン)。米国ウィネベーゴ社製で、全長9mの28Tとともにラインアップされている。2ヶ所のスライドアウト、独立したシャワールームとトイレ・洗面台など、豪華装備満載。

アドリアモービルジャパン コンパクトSP デルタリンク









スロベニアのアドリア社が生産するクラスC(キャブコン)モーターホーム。フィアットデュカトをベース車に使用。トレーラーで定評のあるインテリアは自走式モデルにも生かされている。全長6mを切る大きさは国内の道路事情にも適応する。ダブルベッド仕様のSPとツインベッド仕様のSLが選べる。


ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第5回



ロータスRV販売 イースピリット









ハイエースロングワゴンにジャンボルーフを架装したモデルで、後部にワードローブとトイレ、シャワールームを持つ数少ないレイアウトを持つモデル。ジャンボルーフで天井高が高く、大人が立って歩ける。シャワーは温水も可能。バンコンながらキャブコンに迫るモデルである。

ロータスRV販売 マンボウイヴエレガント









マツダボンゴをベース車にするライトキャブコン。マンボウシリーズのうち対座ダイネットと後部にギャレーのレイアウトを持つ。ミニバンと同じ程度の全長、全幅のため、運転しやすい。インテリアは明るい雰囲気とシックなトーンの2種類から選べるが、エレガントは明るい雰囲気のインテリアを持つ。

M・Y・Sミスティック デルフィノセレナPOP









日産セレナをベース車に使用し、ポップアップルーフを架装。取り回しが良いミニバンをベースにしているので、日常使用にも問題ない。ギャレーと電子レンジがオプションで選択できるようになったので、クルマ旅での使い勝手が向上した。ステップワゴンベースも選択できる。

M・Y・Sミスティック バルテオ・ハイブリッド









トヨタヴェルファイアをベースにしたミニバンベースモデル。ミニバン最大クラスのベース車両を使用することにより、乗用車の乗り心地とキャンピングカー装備の最大限の両立を図っている。ベース車は何も架装していないので、外観はキャンピングカーに見えない。アルファードでも施工可能。

M・Y・Sミスティック MidiPOP Bee









ライトエースベースのピックアップキャビン。今までのピックアップキャビンラインアップは軽ベースであったが、走りと居住空間に余裕の持てるライトトラックベースが登場。シェルのルーフは全体が持ち上がるので、ポップアップしたときの居住空間はかなり広くなる。8ナンバー登録。

ナッツ トライアル TypeC









ハイエースロングワゴンをベース車に使用した4ナンバーモデル。ゆったり就寝できるフラットベッド中心だったが、ニューモデルでは2列目シートを廃してギャレーと冷蔵庫を追加。更に充実装備となっている。後部には子供用ハイマウントベッドボードも装着可能。

ナッツ クレア5.0S









クレアシリーズで5mを切る全長を持つのがクレア5.0シリーズであるが、RE、X、Wに続きSが登場した。Sは後部右側に縦置きベッドを装備したレイアウト。ベッドの高さもダイネットと同じレベルなので、室内を見渡すことができ、広い空間を演出している。

いすゞ Be-cam (びーかむ)









いすゞから発表されたキャンピングカー専用キャブコン用シャーシ。ホイールベースと積載重量で2種類のベース車両を用意した。エンジンは同じであるが、チューニングにより2つのベース車両で出力は異なる。サスペンションはキャンピングカーに特化しているため、乗り心地を大きく改善した。

エートゥゼット アラモ









いすゞのキャンピングカー専用シャーシ「Be-cam」を使用したキャブコンモデル。アルビオンとともにBe-cam使用第1号モデルとなった。5mを切るショートボディで取り回しも楽なキャブコン。対面式ダイネットと後部に2段ベッドを持つ。

エートゥゼット アルビオン









Be-camのロングホイールベースシャーシを用いたモデルで全長5.75m。広い室内は余裕たっぷりで、後部には大型ハイマウントベッドを備える。重くなりがちなキャブコンだが、Be-camの後輪ダブルタイヤで安全性能も大幅に向上している。

(つづく)

ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第4回


アールブイ・ビッグフット スウィングL 4.7









ハイエース標準ボディ標準ルーフを使用したバンコン。日常使用と週末使用を両立し、しかも取り回しを重視したモデル。標準ルーフなので地下駐車場など高さ制限がある駐車場も入場できる。更にギャレーの前の床を床下収納庫として掘り下げることにより、8ナンバー登録としている。

アネックス リバティーNS58









ハイエースSLをボディーカットしシェルを架装したキャブコン。フロントビューはユーロマスクと名付けられた独特の顔を持つが、更に特徴的なのはバンクを持たないスマートなサイドビュー。後部には常設ダブルベッドを装備。またランドリーボックスまで装備した広いユーティリティールームを持つ。

レクビィ ハイエースプラス T-style









ハイエースロングワゴンをベースにした3ナンバーバンコン。ドライブ時の座り心地を考え、単座のシートを2脚独立に装備。後部は広いラウンジソファのダイネット。冷蔵庫、ギャレーも装備され、ファミリーが移動、寛ぎ、就寝するのに最適な形態を提案したモデル。

ファンルーチェ ヨセミテエナジー









カムロードベースのキャブコン。独特な形状のバンクとシェルによりスタイリッシュな外観。中空の家具素材を使用し、軽量化するとともに、低床化も貢献して安定した走りを実現。エナジー仕様には発電機、家庭用エアコン、電子レンジなど充実した便利アイテムを標準装備。

トイファクトリー ヴォーグ









会場で発表されたニューモデルで、ハイエーススーパーロングのスーパーハイルーフ仕様。このスーパーハイルーフ車両はメーカーとの共同開発したもの。運転席・助手席上部には電動式プルダウンベッド、後部にはハイマウントダブルベッドを装備。バンコンにしてキャブコンの機能以上を実現している。

トイファクトリー ジェノバ









ハイエース標準ボディーハイルーフを使用したモデル。同社おなじみのエアロウインドウと呼ぶ張り出しを車体右側の窓に装備している。これにより、後部上段にチャイルドベッドを設置するとともに、アクリル2重窓による断熱効果も実現している。

セカンドハウス ウイングス・プレミアム L型家具タイプ









ハイエーススーパーロングベースのモデル。白を基調としたインテリアと黒のプレミアムシートはラグジュアリーな室内を創り出している。後部はギャレーとL型のラウンジソファで構成され計7名が着座できる。エグゼクティブチェアは前後に回転することができ、ダイネット時も使用できる。

セカンドハウス レガート・プレミアム コの字ソファータイプ









ロングワゴンをベースにした3ナンバーワゴンモデル。白で統一されたインテリアとブルーの間接照明は非日常の空間を作り出す。2列目のキャプテンシートはレガート専用で、ファーストクラスの座り心地。リクライニングはもちろん、前後スライド、回転して後ろ向きにセットもできる。

セキソーボディ トム バロン








スマートなバンクでスタイリッシュなシルエットを持つ同社のハイエースベースキャブコンの中で、スーパーロングをベースとしたフラグシップモデル。全長5m80cmの大型ボディで室内は余裕の広さ。高級感あふれる家具と後部に広いハイマウントベッドを装備。バンク部は収納庫になっている。


ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第3回


東和モータース販売 ヴォーンR2B









同社のカムロードベースキャブコンの2012年モデル。レイアウトは変更されていないが、インテリアを更に洗練したものに進化。後部2段ベッドも変更無く、ファミリーがゆったりと就寝できることをコンセプトにしている。

岡モータース ミニチュアクルーズ









エブリィベースの軽バンコン。外装はそのままなので、日常用途にもキャンピングカーとしても使用可能。落ち着いたインテリアで、跳ね上げ式のテーブルや外部で使えるシャワーなどアイデア装備満載。2列目シート以降はフルフラットのベッドになり、2名が就寝できる。

FRPファクトリー エアロルーフボックス









一見ルーフカットして架装したポップアップルーフのように見えるが、実は車体自体に加工は施さず、ルーフ上に載せて固定しただけというポップアップルーフ。ルーフベッドへは、後部に別加工したサンルーフを使用して昇り降りできる。大幅に安価な費用でポップアップルーフが装備できる。

フロットモビール シュピーレン









ライトエースベースのキャブコン。2列目シートに1人掛けシートと横向き2人掛けベンチシートと、ユニークなレイアウトを持つ。標準でシンク、オプションで冷蔵庫、電子レンジも装着可能。FFヒーターももちろん装着可能で、充実した装備を持つことができる。

ベバスト ベバストヒーター用ワイアレスリモコン









写真右中央にあるのがベバストFFヒーター用のワイアレスリモコン。無線でFFヒーターの運転、停止ができる。車外からでももちろんコントロール可能で、数十メートル離れていても通信可能。一定時間で自動停止させることもできる。寒い朝に布団の中からヒーターを始動するのにも有用。

アールブイ・ビックフット ACSプルミエ5.6









ハイエーススーパーロングをベースにシェルを架装したキャブコン。5.6mの全長は広い室内を実現。ホワイトトーンのインテリアは同社のモデルに共通したハイセンスなコーディネーション。標準装備で太陽光発電システムを装備し、調理器具にはIHを採用したオール電化キャンピングカー。

(つづく)

ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第2回

オーエムシー Kaiz









日産セレナをベース車にしたバンコン。外観はそのままに、ベンチシートダイネット/ベッド、ギャレー、冷蔵庫、、そして電子レンジまで組み込んだ意欲作。日常は全く普通のミニバン、休暇は本格的なクルマ旅ができるベースステーションとして使用できる。

かーいんてりあ高橋 プリウスリラックスキャビン









おなじみのハイブリッドカープリウスをベース車にしたキャンピングカー。プリウスのテールゲートを外しただけでカットは行わず、そこにFRPルーフを架装している。ミニバンにルーフ架装は良くあるが、乗用車に架装は珍しく、また後部に張り出した形態ゆえ、かなり目を引く。3ナンバー登録だが、8ナンバー登録キットにより、8ナンバー登録も可能。話題性ナンバーワン。




マリナRV キャビン2ラテ









ハイエースワイドワゴンをそのまま使用した3ナンバーバンコンキャンピングカー。大きなラウンジソファが特徴で、ベッド展開すると、車幅いっぱいに取ったキングサイズベッドが出来上がる。おなじみの京都西川の高級マットレスを使用。寝心地にこだわった作り。

ファーストカスタム CG500L・HOP(エルホップ)









同社から初のハイエース標準ボディーにシェルを架装したキャブコン。標準ボディーなので比較的コンパクトにできており、全長も5mを切る。バンクベッドがキャブ上部に張り出していないのが特徴。標準ボディーとはいえ、キャブコンスタイルなので居住スペースは十分な広さを確保している。

クルーズカンパニー 給電くんポップアップ









エブリイベースの軽バンコンで、ポプアップルーフを架装する。このモデルの最大の特徴は、クルマから100Vを給電できること。災害時や停電時に電気自動車から家庭に給電するというコンセプトが発表されていたが、キャンピングカーはサブバッテリーを積載しているのでこれを生かした給電ができる。

カトーモーター ロングトレイン(標準ボディー)









ロングトレインは同社の看板モデルのひとつだが、今回発表されたこのモデルは標準ボディハイルーフをベース車に使用している。無垢の木材を使った温かみのあるインテリアは従来のロングトレインのコンセプトを受け継ぎ、同時に取り回しの良さを実現している。

キャンパー鹿児島 バースタイプU-S









ハイエーススーパーロングをベースに車にしたモデル。落ち着いたインテリアで大人の雰囲気を漂わせるコーディネーションが特徴。バースタイプUで装備されていた2段ベッドを廃し、オーバーヘッド収納を新に設置。広い空間を演出している。

キャンパー鹿児島 ボス









今までありそうでなかったコンセプトのモデル。完全に独立したビジネススペースとベッドスペースで構成される。豪華なエグゼクティブチェアはこのクルマを1名で使うことを主張しているようだ。ルーフに取り付けられているのはソーラーパネルをセットしたモジュール。

日産 NV350キャラバン









キャンピングカー自体では無いが、東京モーターショーで発表された新型キャラバンが日産ブースで展示された。各所にユーティリティナットを埋め込むなど、アフターマーケットにも配慮。燃費の向上も大きなアドバンテージと謳う。ワイドボディーも追加されるとのこと。


ジャパンキャンピングカーショー2012 レポート 第1回

アムクラフト ドルクスーパールーフ









ハイエーススーパーロングのハイルーフを更に高くし、1800mmの室内高を実現。救急車仕様を使用しており、ハイルーフの前後にはアムクラフトによるオリジナリティーが施されているものの、ベースはトヨタにより架装されている。内装は定評のあるドルクのものをハイルーフ仕様にし、キャブコンに匹敵する室内空間を実現している。

アムクラフト ホープ









ハイエースワイドワゴンをベースに使用し、ポップアップルーフを装備したモデル。装備を簡略化して車中泊を中心にした使い勝手を追求。インテリアもポップな印象で、小さい子供がいるファミリーで気軽に車中泊という使い方がイメージされる。

ホワイトハウス フリースタイルポップ ウイークエンダー








ホンダのフリードスパイクハイブリッドを使用し、ポップアップルーフを架装した乗用車ベースのキャンピングカー。各社からハイブリッド車ベースのキャンピングカーが発売されたが、同社は従来のステップワゴンベースのフリーデッキと同様の手法でハイブリッドキャンピングカーを実現している。

ホワイトハウス クリスタル









同社から発表されたもう一つのハイブリッドキャンピングカーが、ホンダフィットシャトルハイブリッドベースのクリスタル。外観はフィットシャトルそのままだが、後部座席以降はフルフラットベッドとなる。サブバッテリーやエアヒーターも装備され、快適な車中泊が楽しめる。

ホンダ Nコンセプト3









ホンダのコンセプトキャンパー。Nボックスをベースにしたキャンピングカーのコンセプト展示。Nボックスの後部にテントがセットでき、大人が立って着替えなどをすることができるという提案。また、キャンピングカーのようにフルフラットではないが、シートアレンジでフラットにすることができるようにしている。

バンテック ジル520クルーズ









いすゞエルフをベース車にしたキャブコン。このクラスのキャブコンといえばトヨタのカムロードが主流だが、いすゞの新しいシャーシーは、ダブルリアタイヤ、独自のサスペンションにより、対荷重、乗り心地の改善を計っている。カムロードベースのジルも平行販売する。

フジカーズジャパン フォックスDsヴァルドバージョン









初出展となる同社はフォックスシリーズの中でハイエースワイドワゴンをベースにしたDsを展示。4ナンバーながらギャレーも装備。都会的なインテリアも目を引く。展示車はヴァルドのパーツでドレスアップされており、お洒落な1台に仕上がっている。

フジカーズジャパン ルーキー3.5(ウインガム)









イタリア製のコンパクトトレーラー。牽引免許不要の700kg以下で、コンパクトカーでも牽引ができる。ユニークな外観はさすがイタリアンデザイン。室内はコンパクトに見える外観からは想像できないくらい広く、70リッター冷蔵庫、2バナーコンロ、更には温水シャワールーム完備。

ステージ21 リゾートデュオバス









これまでのリゾートデュオは軽キャブコンだったのに対し、バンコンバージョンがこのリゾートデュオバス。スズキエブリィバン/ワゴンだけでなく、マツダスクラムバン/ワゴンでも製作可能。マホガニーの無垢材を使用した南国風のインテリアはリゾートデュオ譲りで、なんとも良い雰囲気を出している。



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