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キャンピングカーのユーザーは60歳代が最多

『キャンピングカー白書2014年』によると、国内キャンピングカーのユーザー層は60歳代が最多で37%、以下50歳代が27.5%、40歳代が23.9%と続く。
30歳代と70歳代は極端に少なく、それぞれ4.6%、6.1%となっている。
即ち、およそ90%が40〜60歳代ということだ。


ただし、興味深いのは、その伸び率である。
40歳代、50歳代が減少、あるいは増減なしに対し、60歳代は3〜4%ずつ伸びでいる。
団塊の世代が大量にリタイアしているので、この数字は最もなことと考えられるが、リタイア後の余暇の過ごし方に、「キャンjンピングカーで各地を巡る」という選択肢が定着しつつあることも伺わせる。
比率は少ないが、70歳代以上の比率も増加している。

反対に30歳台、40歳代の割合は減少傾向にあり、2009年にはほぼ同じような比率であったのに、今やマーケットは完全に熟年層に移行しつつある。
原因はもちろん高齢化が大きいと思われるが、30歳、40歳代の下降トレンドは気になるところである。

キャンピングカーユーザーの世帯収入
世帯収入400万円未満のユーザー層が増加している。
これは、定年後、再就職や年金生活で所得が低くなった年齢層と考えられ、所得は落ちたが、キャンピングカーを購入しているという構図が見えてくる。


しかし、これらのユーザーは、退職後の収入からキャンピングカーを購入しているのではなく、蓄えや退職金の一部で購入しているとみるのが自然であろう。
そして、退職後は安上がりなクルマ旅に注目していると考えられる。
このようなユーザーが、その足として選択するキャンピングカーは、前出の「8ナンバー以外のモデル」が多くなってきたということである。
温泉巡りが目的の場合、しっかり就寝できるベッドがあれば良い、ということだろう。

最も多いユーザーのスタイルは、「ペット連れのリタイア夫婦が気ままに温泉巡り」
データによると、くるま旅にペットを連れていくユーザーは『毎回』と『時々』を合わせると約40%に上る。
ペット同伴で宿泊できる宿泊施設が増えたとはいえ、ペット連れの旅行はまだまだ便利ではない。
この点キャンピングカーは理想的で、先のユーザー年齢層と合わせて考えると、ペット連れのリタイアしたシニアユーザーが二人で気ままに温泉巡りをするというスタイルが浮かんでくる。


(続く)






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