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オーゼット グランドバケーション490U

ハイエースロングワゴン  4,840(全長)x1,880(全幅)x2,100(全高)
エンジン 2,700ccガソリン
乗車定員 10名   就寝定員 5名
グランドバケーション490U オーゼット
















        グランドバケーション490Uのインテリア

オーゼットはハイエースベースのキャンピングカーを製作しているビルダーであるが、グランドバケーション490Uは中でも家族向けのモデルと言える。エルグランドやアルファードクラスのミニバンやSUVより、もう一回り大きいサイズを求めるユーザーに人気のハイエースワイドワゴンをベース車に使用し、最大10名乗車を実現している。実際に10名が乗車するケースは少ないと思われるが、5名程度が乗車しても荷物が十分積める余裕が魅力。ギャレーは搭載せず、3ナンバー登録としているのもミニバンの延長線上の印象を強くしている。

エクステリア
外観はハイエースワイドワゴン、ミドルルーフのままなので、キャンピングカーという印象は受けないが、それグランドバケーション490U オーゼットだけに日常使用のファーストカーとしても普通に使える。ハイエースワイドワゴンは全長が5mを切るので、スーパーの駐車場入れなどのシチュエーションでも特に取り回しに気を遣うことはないだろう。車幅は通常のミニバンから比べると多少広いが、運転席が高いこともあり、運転はしやすい。全高も2.1mなので、ほとんどの高さ制限はクリアできる。


 グランドバケーション490Uの外観

インテリア・レイアウト
シート構成は2列目シートが3名着座のREVOシートを使用。このシートは走行時は前向き着座、ダイネットセット時は後ろ向き着座、ベッド時はフルフラットになるが、前向き着座時は凹凸が付いたシート面となりホールド感が極めて高い。一方、ベッド時はフラットな裏面を使用することにより、フルフラットなベッド面が実現する。従来フルフラットのベッド面をそのまま走行時のシート面として使用するケースが多かったことを考えると、これは走行時の乗り心地を改善しており、大変大きなメリットといえる。レイアウトは中央に5名が対座できるダイネットを配し、後部は広い荷室として使用できる。ベッドメーキング時は2列目と3列目シートを展開したフロアベッドの他、後部2段ベッドも設置できる。更に2列目、3列目シートは室内前部から後部まで繋がったレール上にあり、これらのシートを畳んで最前部に移動してしまうことにより、トランポ的な使い方もできる。
なお、2列目シートを最後部に持ってきて外向きに着座するという面白いシートアレンジも可能。魚釣りなどの場面で重宝かもしれない。なお、この場合のステップも用意される予定。ヒッチメンバに取り付ける形となり、ヒッチとセット販売となる。

(左)最後部から外向きに着座できるシートアレンジ
ステップもオプションで用意される

グランドバケーション490U オーゼット










ダイネット
2列目シートを後向き着座にすると、テーブルを挟んで3列目シートとの間でダイネットが形成される。グランドバケーション490U オーゼットワイドボディーの車幅をフルに使っているので、横方向3名着座でも窮屈感は少ない。大人2名と子供2〜3名のファミリーなら十分な広さがある。また、前後2列目、3列目シートは大きく前後にスライドさせることができるので、足元の余裕も十分。ゆったりと寛げるダイネットである。

(左)広々としたダイネットスペース

ベッド
2列目シートは走行時に使用する凹凸のある面とは反対のフラットな面をベッド面として使用するため、ベッド展開時は完全なフルフラットとなる。フロアベッドは1,400x2,150mmで家庭用のダブルベッド相当の大きさがあり、大人3名が就寝できる他、2段ベッド(1,630x1,380mm)をセットすれば子供3名が就寝できるスペースとなる。フロアベッドと上段ベッドの高さ間は広く取られているので、寝返りも十分でき、上段下段ともゆったりと就寝できる。上段ベッド用のベッドボードは、使用しない場合、後部両側に収納しておくことができる。
グランドバケーション490U オーゼットグランドバケーション490U オーゼット








    展開したフロアベッドと上段ベッド。

収納
ドライブ時では2列目シートの後部が大きな収納スペースとなる。ベッドセット時はベッド下部が収納スペースとなるが、室内の最後部までフロアベッドが来ているわけではないので、最後部にはまだ余裕の荷室部分が残されている。また、2列目、3列目シートを最前部にセットすると、広大な荷室ができ、トランポ的な使い方も可能。バイクや自転車の積載もできる。この場合、3列目シートは中央を中心にして背部と着座部両方を跳ね上げた形(いわゆるバタフライ型)で収納できるため、荷室部は前後1,900mmの長さを確保できる。なお、荷室をより広く取りたい場合は、2列目シートを3列目と同じタイプに変更することができ、両方のシートがバタフライ型で収納できるため、荷室長は前後で2,150mmまで拡張できる。ただし、この場合は2列目シートは走行時でもフラットな背もたれとなる。
その他、車両後部には小物入れも用意されており、車内の荷物整理に役立つ。
グランドバケーション490U オーゼットグランドバケーション490U オーゼット









(上左)2列目シートの後部は広いカーゴスペース。 
(上右)ベッド展開時も収納スペースとして使用可能。

(左)2列目シートを3列目と同じものに変更すると、バタフライ型に収納でき、よりカーゴスペースを広く取れる。






まとめ
ミニバンやSUVでロングドライブや車中泊をしようとすると、多人数では窮屈感が増してくる上、荷物の置き場所に困ることが多々ある。かと言って、本格的なキャンピングカーほどの装備は不要というようなユーザーには、ちょうど良いサイズと装備を持つモデルと言える。キャンピングカーは居住部分の快適性に目が行きがちだが、ドライブしている時間も結構長いため、シートの座り心地も大きなファクターとなる。移動時の快適性はミニバンやSUVに遅れを取っていたキャンピングカーであるが、グランドバケーション490Uの2列目シートはこれを見事に解決している。ファミリーでロングドライブをするユーザー必見である。


ビルダーからの一言
何と言っても3ナンバー10人乗りという点がイチ押しポイント。
メインベッドとラゲッジの両方のスペー スの広さはもちろんですが、ガマンせす10名乗車で移動できるクルマ に仕上げています。
レイ アウトの自由度も高いので 用途が途中で変わっても長 く乗る事ができると思いますよ。
最近当社で採用しているREVOシートですが、今回のモデルで座り 心地がレベルアップしています。
トランポだから、キャ ンピングカーだから、なによりハイエースだからという先入観を持たす、一度座ってみて欲しいですね。
本当に オススメですから。

                                  オーゼット
                                  代表 白須 庸浩様


装備一覧

車名 グランドバケーション490U 備考
ベース車 ハイエースワイドワゴン
シェル架装 -
ルーフ架装 -
ポップアップルーフ -
窓張出し -
FFヒーター
サイドオーニング
サブバッテリー
走行充電システム
外部100Vバッテリーチャージャー 特注
バッテリー増設 -
インバーター 特注
外部AC入力 特注
ルーフベンチレーター -
ガスコンロ -
シンク -
レンジフード -
冷蔵庫 -
給水タンク -
排水タンク -
電子レンジ -
ハイマウントベッド -
二段ベッド -
ルーフベッド -
バンクベッド -
オーバーヘッド収納庫 -
クローゼット -
多用途ルーム -
シューズボックス -
床下収納 -
シャワー設備 -
トイレ -
カーテン
ソーラーシステム -
サンルーフ -
追加エアコン -
温水装置 -
発電機 -
断熱加工 -
アクリル2重窓 -
床暖房 -
リアラダー -
価格(税込:円) \3,580,000 2WDガソリン

                                           2011年5月現在


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