Home > バカンチェスふたりのくるま旅プライベート リンエイプロダクト
リンエイプロダクト バカンチェスふたりのくるま旅プライベート
ハイエース 4,695(全長)x1,695(全幅)x2,240(全高)
エンジン 1,998ccガソリン
バカンチェスふたりのくるま旅プライベートのインテリア
ハイエースキャンピングカーの幅広いラインアップを持つリンエイプロダクトにあって、二人のくるま旅シリーズはその名のとおりカップルをターゲットに開発されたキャンピングカーである。奇ををてらうことが無く、またモダンリビング風にも振らない、シックで落ち着いたインテリアは、特にシニアカップルをターゲットにしているように思われる。ハイエース標準ボディをベース車に選んだところも、日常の足としても使用できるから、という理由よりも、旅先でも大きすぎず、取り回しが楽であることを重視した結果と思われる。山間の温泉の狭い駐車場に停める、という旅先での一操作も、大きいボディではそれだけで疲れてしまう。そういった意味では、シニアカップルが気軽に、安心して購入できるキャンピングカーといえる。
なお、二人のくるま旅シリーズには、ハイエーススーパーロングをベース車に使用したモデルや、ロングワイドボディを使用したモデル、あるいは更に小さいバネット/ボンゴを使用したキャンピングカーもある。好みの大きさのベース車、好みのレイアウトが幅広いラインアップから選べるのもバカンチェスシリーズの魅力である。
エクステリア
ベース車はハイエース標準ボディのハイルーフを採用。取り回しが良い反面、どうしても狭く見えてしまう室内をハイルーフでカバーしている。見た目は通常のハイエースなので、キャンピングカーらしくて目立つと言うことも無い。買い物や通勤など、日常の使用でも全く気にすることなく乗りこなすことができる。ハイルーフなので、地下駐車場や、高さに制限のある駐車場への進入時は注意が必要。
ベース車はハイエース標準ボディハイルーフ
インテリア/レイアウト
二人のくるま旅シリーズには、ダブル、ツイン、シングル、ラウンジ、ダイネットと、今回紹介するプライベート、そしてプライベート2がラインアップされている。ダブル、ツイン、シングル、ラウンジ、ダイネットはギャレーの位置が変わらず、ベッドやソファの形状で選択できる。プライベートとプライベート2は、主に二段ベッドの有無が異なる。プライベート2では、プライベートのロングソファ部が二段ベッドとなる。プライベートのレイアウトは前部
バカンチェスふたりのくるま旅プライベートのレイアウト
右側に単座向かい合わせの2名用ダイネット、前部左側のクローゼット、後部左側のロングソファ兼ベッド、そして後部右側のギャレーの構成となっている。ギャレーシンク下の給排水タンクは、リアハッチを開けて外部から出し入れが可能なように取り出し口を設置。走行時はカップルが運転席と助手席に着座する想定で、ダイネットのソファにはシートベルトやヘッドレストは無い。インテリアはダーク系の木目と落ち着いたチェックのシート地で、飽きがこない。なお、クローゼットはエントランス右半分まで出っ張っており、その分エントランスは狭くなっている。しかし、これは外から内部が見えてしまわない配慮で、加えてよりスペース効率を良くしている。2人の乗降なら多少エントランスが狭くても問題はない。
(上)リアから給排水タンク取出し可
(左)クローゼットで車内のプライバシーが保てる
(いずれもリンエイプロダクトのHPより)
ダイネット
2人用と割り切っているため、単座シートの対面式だがカップルには必要十分な大きさ。テーブルもそれに合わせたもので、四隅をしっかり持つ四角いテーブルのため面積的には十分な大きさを持つ。
後部左側のロングソファ 単座対面式の2人用ダイネット
ベッド
メインベッドは後部ソファをベッド展開することにより設定する。ソファの背もたれを通路部分にはめ込むだけで、ベッド展開可能。メインベッドは1,800mm
x 1,100mmの大きさがあり、ほぼ家庭用のセミダブルベッドの大きさを持つ。ダイネットも、テーブルをはずし、単座シートの間にベッドマットを置くだけで1人用ベッドになる。後部ソファを常設ベッドにしておくと、ベッド展開の労なく、いつでも就寝可能。なお、2人分の常設ベッドが必要なら、プライベート2の選択もある。
(左)ベッド展開すると、3名が就寝可能。(リンエイプロダクトのHPより)
(右:参考)プライベート2の二段ベッド(リンエイプロダクトのカタログより)
ギャレー
長期のくるま旅では、外食ばかりではなく、食事を作ることも考える必要がある。バカンチェス二人のくるま旅プライベートでは、二人分の調理も可能なように、必要にして十分な大きさのギャレーを装備する。40リッターの冷蔵庫は上蓋式で、閉めた状態では上部を調理台として使える他、標準装備のカセットコンロを置いて調理することも可能。シンク下収納庫には各10リッターの給排水タンクが収納される。ギャレー上部のオーバーヘッド収納庫は、ギャレー側面の板で一体となっており、システムキッチン風。シンクや調理台を照らす専用照明がオーバーヘッド収納庫の下に付けられているので、手元が明るい。
ギャレーと一体デザインのオーバーヘッド収納 広い調理台を持つギャレー
冷蔵庫上蓋上部は調理台 40リッター冷凍冷蔵庫とシンク
クローゼット
2人分の衣服を収納しておける本格的なクローゼットが装備されている。長期のくるま旅になると、それなりに衣服も必要で、冬場であればなおさらである。マルチユースルームはあっても、クローゼットを持つキャンピングカーはあまり多くない。クローゼットの中には小物入れまで用意されており、重宝する。
クローゼットは外からの目隠しにもなる 小物入れと上部収納を持つ
収納
ハイルーフボディを使用しているため高さ方向の自由度が高く、これを利用して充実したオーバーヘッド収納を持っている。まず、先出のギャレー上部収納、そしてクローゼット上部の収納、更にロングソファ上部に立派なオーバーヘッド収納を持つ。また、ダイネット上部には格納式の棚があり、停車中の収納スペースとして利用できる。また、ロングソファ下は大きな収納庫になっており、長尺物の収納も可能。
ロングソファ上部のオーバーヘッド収納 大きな収納力を持つ
ロングソファ下の収納庫 長尺物の収納も可能
その他
バカンチェスふたりのくるま旅プライベートは、カップル専用にデザインされたキャンピングカーだけあって、二人がくるま旅をするときに必要なものを過不足無く装備している。小物入れのあるクローゼットや十分な大きさのキッチン、豊富な収納スペースは実際にカップルでくるま旅をしてみると、その便利さが分かるのではないだろうか。後部メインベッドとダイネットを仕切るカーテンも、どちらか1人が就寝しても気兼ねなくダイネットで自分の好きなことができるようにとの配慮から付けられており、大変よく考えられた1台だといえる。
カーテンで仕切ることができるダイネットとメインベッド(右:リンエイプロダクトのHPより)
バカンチェスふたりのくるま旅プライベート(リンエイプロダクトのHPより)
問い合わせ
リンエイプロダクト
埼玉県川越市福田1040-4
TEL 049-225-3718
装備一覧
車名 | バカンチェス二人のくるま旅プライベート | |
ベース車 | ハイエース標準ボディハイルーフ | |
ルーフ架装 | - | |
窓張出し | - | |
FFヒーター | ▲ | |
サイドオーニング | ||
サブバッテリー | ● | |
走行充電システム | ● | |
バッテリーチャージャー | ● | |
サブバッテリー過放電防止装置 | ||
バッテリー増設 | ||
インバーター | ▲ | |
外部AC入力 | ||
外部AC入力/インバーター切り替え | ||
ルーフベンチレーター | ||
テレビアンテナ | ||
ガスコンロ | ● | カセットコンロ |
シンク | ● | |
レンジフード | × | |
冷蔵庫 | ● | |
給水タンク | ● | 10リッター |
排水タンク | ● | 10リッター |
電子レンジ | ▲ | |
常設ベッド | ● | |
二段ベッド | × | |
バンクベッド | × | |
上部収納庫 | ● | |
クローゼット | ● | |
多用途ルーム | × | |
シューズボックス | × | |
シャワールーム | × | |
トイレ | ▲ | ポータブルトイレ |
カーテン | ● | フロント間仕切り |
ソーラーシステム | × | |
サンルーフ | × | |
追加エアコン | × | |
温水装置 | ▲ | |
発電機 | × | |
断熱加工 | ● | |
アクリル2重窓 | × | |
床暖房 | × | |
リアラダー | ▲ | |
価格(税込:円) | \3,900,000 | ガソリン 2WD 4AT |
2009年9月現在 |
ホーム|新着情報|データベース|関連書籍|基礎知識|用語集
道の駅|イベントスケジュール|ユーザーレポート|お問い合わせ|サイトマップ