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バンテック ジル 





「ジル」はバンテックが製造するカムロードベースのキャブコン。
カムロードクラスをベース車にする、いわゆるスタンダードキャブコンの代表的モデルと言える。
そのジルがフルモデルチェンジした。


ジルの詳細を見る前に、同社のスタンダードキャブコンラインアップでジルの位置付けを確認しておこう。
ラインアップでは、大きく分けて、全長が5mを切るモデルと、5mを超えるモデルがある。
5mを切るモデルは、「ジル480スキップ」、「コルドバンクス」、「コルドランディ」、「コルドリーブス」がある。
一方、5mを超えるモデルでは、「ジル520クルーズ」、「ジル520」、「ジル・ノーブル」、そして「ジル」の4モデルがラインアップされている。

ジルシリーズだけでも多くのモデルが用意されていのだが、これらは全長の違いや、レイアウトの違いにより、それぞれに特徴を持っている。
5mを超えるモデルのうち、「ジル520クルーズ」と「ジル520」は、中央エントランスで、後部にダブルベッドを持っている。
また、ダブルベッドの上部に折り畳み式ベッドを設け、就寝定員を5名としている。
どちらかというと、ファミリー向けスタンダードモデルと言える。
なお、「ジル520クルーズ」はいすゞエルフ、「ジル520」はトヨタカムロードをベース車にしている。


「ジル・ノーブル」は、インテリアに高級感を出したモデルで、後部ダブルベッドに上段ベッドは無く、就寝定員は4名である。
カップルで使うのも似合っている。

そして、「ジル」だが、これは唯一リアエントランスのレイアウトを持つ。
このレイアウトは初代ジルのレイアウトを引き継いだもので、本来のコンセプト。
リアエントランスの特徴は、前部に広いダイネットが取れることで、大勢で団欒するのに向いている。
ゲストが来て、乗車定員7名でテーブルを囲んでも余裕だ。
車内での多くの時間を過ごすダイネットが大きいのは、ストレスをためないことにもつながる。


ベッドは、バンクベッドと、ダイネットを展開するフロアベッドで、5名が就寝可能。
カップルで使うならバンクベッドだけで良いので、ダイネットを展開する必要は無い。
その意味では、カップル向きのレイアウトともいえる。


ギャレーは、リアエントランスの定位置で、最後部に位置する。
2バーナーのコンロが一体になったシンクは大型で、大きな皿や鍋も洗いやすい。
冷蔵庫は90リッターで、家族分の食材を保冷することができる。
冷蔵庫は、下部ではなく、目線高さにビルトインされているのもうれしい配慮。
食材がすぐに取り出せるので、冷気を無駄に逃がすことがない。


サニタリールームももちろん用意されているが、ジルで特筆できるのが温水設備を標準装備している点。
清水タンク19リッターの他に生活用水タンク62リッターを持ち、電気ヒーターあるいはエンジンの熱交換で湯を沸かす。
サニタリールームは完全防水され、シャワーを使うことができ、カセットトイレや手洗いも標準装備される。
キャンピングカーで湯を使えると、やはり快適性が全く違う。
シャワーを使わないというユーザーでも、食器を洗ったりする場合は重宝する。


収納は、オーバーヘッド収納はもちろん、キッチン周りにも豊富に用意されている。


また、外部に210リッターの大型引き出し収納があるのも特徴。
更に、車両後部にはゴミ用の引き出し収納も装備される。


ただし、後部にベッドを持つレイアウトのように、ベッド下の広大な収納は無いので、特大の荷物を積むことはできない。

最後に家庭用エアコンとFFヒーターが標準装備されているのも大きな優位点。
オールシーズンを快適に過ごすことができる。
エアコンの室外機もすっきり収納されている。
また、サブバッテリーが標準で3個搭載されているので、エアコンの使用も実用的である。


一新され、高級感を伴ったインテリアと快適装備により、一クラス上のキャンピングカーライフが可能である。


ジルの動画はこちら










2015.04.06




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