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ロータスRV販売　マンボウアニバーサリー　

マンボウシリーズは、ロータスRV販売の代表的モデル、というよりは、ライトキャブコンの代表的モデルと言った方が良いだろう。
マツダボンゴトラックに、丸みを帯びたシェルを纏ったフォルムは、なかなかバランスがよく見える。

さて、マンボウシリーズには、レイアウトにより、アバンギャルド、イブ、ファミーユの3種類が用意されているが、このアニバーサリーは、レイアウトの追加ではなく、装備を充実させた特別仕様車の位置付けである。
標準装備される装備で代表的なものは、家庭用エアコンで、これを動かすためのホンダEU16i発電機、そしてソーラーシステムも標準装備される。
昨今、エアコンはキャンピングカーの希望装備の高順位にあり、バンコンでも家庭用エアコンを搭載したモデルが増えつつある。

キャブコンならバンコンに比べ余裕がありそうだが、ライトキャブコンでは簡単に収まるわけではない。
マンボウシリーズでは当初からオプションで家庭用エアコンと発電機をオプション設定しており、エアコンの室外機と発電機は、後部にうまく収納されている。
しかも、発電機のガソリンは車体のタンクから供給するので、発電機を降ろしての補給は不要である。
また、収納部は防音、防振が施されているので、外部へのノイズは比較的抑えられている。

そして、180Wのソーラーパネルにより、サブバッテリーを充電することができるので、発電機の使用を最小限に抑えることができる。
なお、サブバッテリーはオプションで3個積載することができ、エアコンとその他の電気製品を使っても、余裕がある。（写真下左）

レイアウトは、アバンギャルドと同じで、前部に対座式ダイネット、後部にギャレーとマルチユースルームを備える。
エアコンの室内ユニットは社内中央の、ギャレー上部に装着されるので、室内の各所に冷気が行く。

2列目シートは自在シートではなく、後ろ向き固定なので、前向き乗車はできないが、3列目シートに前向き着座してドライブすることができる。
従って、ファミリーでの使用も可能だ。

ベッドは、ダイネットを展開してセットするフロアベッドとバンクベッドにそれぞれ2名、計4名が就寝できる。
カップルで使うなら、バンクベッドをメインベッドとすれば、ダイネットはそのままにして就寝できる。

ギャレーは、最後部にL字型に配置されており、使い勝手が良い。
大きなシンクと、本格的な二口コンロがビルトインされており、多少手の込んだ調理もできるだろう。
シンクの深さも十分なので、大き目の皿や鍋も洗いやすい。
冷蔵庫とオプションの電子レンジは、エントランス横のラックにビルトインされる。

最後に、マルチユースルームは完全防水されており、トイレルームとしてはもちろん、シャワールームとしても使用可能。
特筆されるのは、ガスボイラーで温水シャワーが使えること。（オプション）
国産キャンピングカーで、温水シャワーが使えるモデルは多くない。
マンボウアニバーサリーは、このように充実した装備をコンパクトなボディに詰め込んだライトキャブコンである。

マンボウアニバーサリーの動画はこちら



2014.11..08