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オートショップアズマ ケイ・アイ 





軽キャンピングカーやコンパクトキャンピングカーを中心に製作しているオートショップアズマのケイ・アイが新型ベース車になって発表された。
ケイ・アイは同社の軽キャブコンラインアップで、ラ・クーンとともに中心的存在であるが、ラ・クーンが普通車8ナンバーであるのに対し、ケイ・アイは軽8ナンバー登録となる。

外観を見ると、シェル部の幅がキャブ部と同じで、段差が無い。
また、バンクを持たないのもラ・クーンと異なる点である。
そのため、居住部はラ・クーンに比べると狭くなるが、取り回しはしやすく、また軽量になるので、走行性や燃費の面でも有利である。
もちろん、税金面でも有利。

新しいベース車はマツダスクラム、あるいはスズキキャリイであるが、スクラムはスズキキャリイのOEMなので、基本的には同じ車両。
2013年8月にフルモデルチェンジされたモデルである。

エクステリア
先にも書いたが、キャブ部と同じ幅のシェル部を持ち、軽8ナンバー枠であることが特徴。
バンクも持たないが、ポップアップルーフが標準装備され、広い室内を確保している。
ケイ・アイのポップアップルーフはエレベーター式で、ルーフ全体が持ち上がる。
このため、全体的に高い天井高を確保できるほか、ルーフベッド時も広い室内で圧迫感が少ない。
なお、スカート部分の色を選ぶことができ、自分のオリジナリティーを出せる。

レイアウトとインテリア
レイアウトはベンチシートタイプと対座ダイネットタイプの2種類が用意され、好みに応じて選択できる。
ベンチシートタイプは車長方向に2名着座のベンチシートが装備される。
進行方向に対して横向きに座ることになるので、3人以上の長距離ドライブが多い場合は、対座タイプの方が良いかもしれない。



いずれのタイプもダイネットは簡単操作でベッドになり、大人2名が就寝できる。
また、エレベータールーフのルーフベッドは、子供用の設定で1050x1850mmの広さ。
カップルで使用する場合でも、フロアベッドとルーフベッドに1名づつ就寝すると、ゆったり寛げるだろう。


ギャレーは両タイプとも同じで、左側にセットされるが、ここにはシンクとシャワーフォーセットがビルトインされる。
給排水タンクは各10リッターで、ポリ容器がギャレーコンソールに収まっている。
左側には一段低くなったテーブルがあり、ここにはカセットコンロを置く想定。
冷蔵庫や電子レンジの専用スペースは特に設定されていないが、必要に応じてポータブルのものを随時持ち込めば良いだろう。


軽キャンピングカーといえば、やはりバンコンが、モデル数においても主流であるが、軽キャブコンになると、その居住性は全く異なる。
シェルを持つことにより、室内空間が大きくなるとともに、断熱性や防音性も格段にアップする。
また、軽バンコンに多く見られるちゃぶ台スタイルではなく、上級車と同じようなダイネットスタイルを選択できるのも魅力である。
シンクや調理スペースも、軽バンコンとは比べ物にならない。
これなら、ちょっとした加熱も可能で、寒い日に暖かいものを食べることも可能だ。

電子レンジや冷蔵庫は、さすがにビルトインできるスペースは難しいが、最近ではコンパクトなポータブル冷蔵庫や、12Vで動作する電子レンジも発売されているので、不可能ではない。
ただ、これらの製品は消費電力も大きいので、バッテリーの大型化なども検討する必要がある。

軽キャブコンの泣き所は、重量増による運動性能の低下である。
場合によっては、いつも登坂車線を使わなければならないようなこともあるかもしれない。
しかし、ケイ・アイをはじめ、軽8ナンバーのキャブコンは、比較的軽量に作られているので、その心配も小さいと言える。
軽8ナンバーキャブコンは、居住性、運動性能、ランニングコスト(税金含め)の面から、バランスの取れたカテゴリーと言える。


ケイ・アイの動画はこちら







2014.08.13




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