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フジカーズジャパン FOCS Dsコンパクト
2月のキャンピングカーショーでは、多くのハイエース標準ボディベースのバンコンが発表されたが、FOCS Dsコンパクトもその一つ。
ハイエース標準ボディハイルーフをベース車に、内装のみを架装している。
エクステリアは特に変更されていないので、見た目は通常のハイエースと変わらない。
FOCSは同社のバンコンのシリーズ名であるが、その中でFOCS Dsはハイエースワイドワゴンを使用したモデル。
今回とりあげたFOCS Dsコンパクトは、このDsのコンセプトはそのままに、ベース車をより扱いやすい標準ボディハイルーフとしている。
ロングワゴンと標準ボディでは、全長は同じ4690mmだが、車幅がロングワゴンの1880mmに比べて標準ボディは1690mmと、約20Cm狭くなっている。
このサイズは、実は、トヨタ ノア(4695x1695mm)よりも小さく、取り回しに苦労することは無い。
レイアウトはDsのコンセプトを受け継いでおり、前部にギャレー、後部に広いダイネットを持つ。
ダイネットは、背もたれで中央を埋めるだけでベッドになる。
前向きにも着座できる自在シートやユーティリティルームは無いが、その分コンセプトは明快で、面倒なダイネットのベッドへ展開も最小の労力で済む。
前部のギャレーは、コンパクトなシンクと49リッターの冷蔵庫が標準でビルトインされる。
コンロはビルトインされないが、ポータブルカセットコンロを置いて使用する。
シンクは小さめなので、大きな皿や鍋を洗うには適していないが、小さな食器や手を洗うのには重宝する。
収納は、シート下が収納庫になっており、テーブルもここにすっきり収納できる。
また、食器類の収納には、ギャレーコンソールの収納庫が使える。
シンク下には各10リッターの給排水タンクも収納されている。
オーバーヘッド収納は装備しないが、ふたり旅を想定すれば、特に不便を感じることは無いだろう。
インテリアはイメージカラーでもあるメープルの他、ダークブラウンのフロタージュウッドAと、最近追加されたフロタージュウッドBの3種から選べる。
同社自慢の「ミゾ・ホゾ」で木材を組み合わせる宮大工工法により、家具の軋みなどは皆無で、高品質の仕上がりを見せる。
また、同社独自のセラミック断熱と、 高性能断熱材の最適な組み合わせによる北海道断熱により、外気温の影響を最小限に抑える工夫もされている。
FOCS Dsコンパクトは、ふたり旅が似合う、扱いやすいキャンピングカー。
多くの装備を持たず、シンプルで、コンパクトなモデルなので、キャンピングカーは初めてというユーザーにも戸惑いなく使えるだろう。
ビルダー | フジカーズジャパン |
車名 | FOCS Dsコンパクト |
乗車人数 | 8 |
就寝人数 | 3 |
ベース車 | ハイエースロングハイルーフ |
サブバッテリー | 1 |
バッテリー増設 | OP |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力 | ○ |
インバーター | ○ |
高電力インバーター | OP(1500W) |
ルーフベンチレーター | OP |
ソーラーシステム | OP |
ガスコンロ | ○ |
シンク | ○ |
給水タンク | ○10L |
排水タンク | ○10L |
冷蔵庫 | ○49L |
電子レンジ | OP |
多用途ルーム | × |
ポータブルトイレ | OP |
カセットトイレ | OP |
カーテン | ○ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | × |
シャワー設備 | × |
温水装置 | × |
発電機 | × |
断熱加工 | ○ |
アクリル2重窓 | × |
サイドオーニング | OP |
全長(mm) | 4690 |
全幅(mm) | 1690 |
全高(mm) | 2240 |
価格 | 318万円(税別) |
2015年6月現在 |
FOCS Dsコンパクトの動画はこちら
2015.06.02
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