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ボーノクイーン カトーモーター
従来から販売されているボーノは、カトーモーターが製作する、マツダボンゴベースのキャブコンで、その丸みを帯びたクラシカルなスタイルが特徴である。
今回紹介するボーノクイーンは、このスタイルはそのままに、ベース車をハイエース標準ボディに変更したニューモデル。(写真下)
ベース車のグレードアップにより、動力性能の向上を実現している。
シェルは従来のボーノとほぼ同じ形状で、アルミとFRPで軽量化が図られている。
大きなバンクもそのまま健在。
ただし、ボーノに比べ、全長は100m、車幅は80mm大きくなっている。
レイアウトは、ボーノにはA〜Dの4種類が用意されているが、ボーノクイーンでは現在1種類のみ。
ただし、このレイアウトは、ボーノのどのレイアウトとも異なり、ダイネットは運転席、助手席のシートバックを利用した後ろ向きシートと、縦置きのロングソファの組み合わせ。(写真下)
後部はボーノBのレイアウトに近く、ロングソファの向かいにギャレー、後部左にユーティリティールームを配置する。(写真下)
もちろんオーダーメードの自由度が高いビルダーなので、この他のレイアウトも可能だろう。
ベッドは、バンクベッドがメインベッドで、2名が就寝可能。(写真下)
その他、ロングソファを展開して1人用ベッドとすることができるので、計3名が就寝できる。
ギャレーもほぼボーノと同じで、シンクがビルトインされたギャレーコンソールが配置される。(写真下左)
コンロは埋め込み型ではなく、卓上カセットコンロを調理スペースに置く。
シンクの下には各20リッターの給排水タンクが収納されているが、扉がL字型になっており、大きく開くため、エントランスの外からでも取り出しやすい。(写真下右)
20リッターのタンクは満水にすると相当重たいので、このような機能は重要である。
この他、ギャレーコンソールには40リッター冷蔵庫が標準でビルトインされるが、電子レンジの設定は無い。
ユーティリティールームには、カセットトイレやポータブルトイレをオプションで設置できる。(写真下左)
また、壁用の小型ベンチレーターと明り取り用の丸窓もある。(写真下右)
収納は、ダイネット上、ギャレー上などの多くのオーバーヘッドキャビネットがあり、大変便利。(写真下左)
更に、大きな積載物は、ベッド下の収納庫に収納できる。
この収納庫は、車外からのアクセスも可能。
エントランス脇にはシューズボックスも設置されている(写真下右)
インテリアは、同社自慢の天然木にこだわった作りで、外観にマッチした落ち着いた空間になっている。
5m以下のハイエースキャブコンは、ボーノクイーンの他、セキソーボディのトム200とタコスのベリー、そしてワイドロングを使用したファンルーチェのセレンゲティしかない。
一方、コンパクトで機動性に富み、そこそこの広さを持つコンパクトキャブコンは需要が多い。
もちろん、ボーノのようにボンゴベースのモデルは多く存在するのだが、どうしても動力性能の不満が出てしまうのも事実である。
ボーノクイーンの登場は、ハイエースベースの5m以下キャブコンの選択肢を広げたと言える。
ビルダー | カトーモーター |
車名 | ボーノクイーン |
ナンバー区分 | 8 |
乗車人数 | 4 |
就寝人数 | 3 |
ベース車 | ハイエース標準ボディ |
サブバッテリー | ○(105Ah) |
バッテリー増設 | - |
走行充電システム | ○ |
外部100V入力 | ○ |
ルーフベンチレーター | ○ |
ソーラーシステム | - |
コンロ | ○(卓上) |
シンク | ○ |
給水タンク | ○(20L) |
排水タンク | ○(20L) |
冷蔵庫 | ○(40L) |
電子レンジ | - |
サニタリールーム | ○ |
ポータブルトイレ | OP |
カセットトイレ | OP |
カーテン | ○ |
FFヒーター | OP |
ルームエアコン | - |
シャワー設備 | - |
温水装置 | - |
発電機 | - |
断熱加工 | ○ |
アクリル2重窓 | ○ |
サイドオーニング | OP |
全長(mm) | 4900 |
全幅(mm) | 1960 |
全高(mm) | 2900 |
価格(万円) | 719(税別) |
2015年9月現在 (○は標準装備/OPはオプション)
価格は千円台切り上げ
ボーノクイーンの動画はこちら
2015.09.09
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