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トイファクトリー バーデン グランデ 




バーデンと言えば、トイファクトリーを代表するハイエースバンコンモデルで、ハイエーススーパーロングをベースにする「バーデン」と、スーパーハイルーフをベースにする「バーデン アルタモーダ」がライナップされている。
今回紹介する「バーデン グランデ」は、スーパーロングベースの「バーデン」の追加モデル。
最大の特徴は、家庭用エアコンの搭載である。

エアコンは、夏場のキャンピングカーの稼働率を上げる決定打となる装備であり、キャブコンには搭載モデルが多くなってきたが、バンコンではスペースの関係上、搭載されるモデルは多くない。
ハイエーススーパーロング、あるいはNV350キャラバンに家庭用エアコンを搭載したモデルは、レクビィのシャングリラ、RVビックフットのACSソラネル、キャンパー鹿児島のインプラスがあるが、シャングリラとACSソラネルはスーパーハイルーフ仕様なので、ノーマルルーフではインプラスと、このバーデングランデの2モデルのみである。
なお、M.Y.Sミスティックのマティアスは一体型エアコンを搭載している。

バンコンで家庭用エアコンを搭載する場合、最大の課題は室外機の置き場所と、電力の供給方法である。
上記で家庭用エアコンを搭載しているモデルの多くは、エアコン室外機を右側後部のウインドウ部に設置している。
室外機が目に触れないよう、うまく収納されているが、室内スペースを犠牲にしてしまうのは否めない。
そこで、バーデングランデでは、室外機をスペアタイヤが収納されている場所、即ち、床下に設置した。
従って、室外機は横置きになってしまうが、悪影響はないとのこと。
また、水はねや泥はねも気になるが、これもクリアしているそうである。
これにより、室内のスペースを無駄にすることなく、家庭用エアコンをハイエースに搭載することができたのである。

もう一つの課題は、電力供給である。
エアコンは電気の消費量が大きいため、通常は一般的な100Ahのサブバッテリーを2個搭載しても、連続使用時間は4時間程度である。
他の電気器具やバッテリーの経年変化などを考えると、実際はもっと短くなる。
バーデングランデは、サブバッテリーを2個搭載しているが、発電機は搭載していない。
従って、エアコンを長時間稼働するためには、外部電源入力が得られる場所での使用が前提となる。
ただ、バーデングランデは、大型のソーラーパネルを搭載しており、これにより充電された分だけ、エアコンを含め、電気製品への給電をサポートすることができる。
また、高断熱設計により、外部からの熱の侵入を極力防ぎ、冷気を保てる


レイアウトは、従来のバーデンと大きな変わりはなく、対座ダイネットと後部にハイマウントベッドの構成。
2列目シートはREVOシートで、前向きにセットして前向き乗車ができる。
車体の右側ウインドウはエクステンションウインドウになっており、車内に余裕をもたらすとともの断熱性も向上させている。
ダイネットと通路を挟んで対面にあるギャレーには、丸型シンクと40リッターの冷蔵庫がビルトインされる。
後部はハイマウントベッドで、これがメインベッドになるが、ダイネットを展開すると、ここにも大人3名が就寝でき、計5名が就寝できる。
5名が前向き乗車、就寝できるので、ファミリーにもお勧めできるレイアウトである。


エアコンの室内機は、後部左側にあり、従来収納ラックがあったところにうまく収まっている。
後部ベッドの下は大きな収納スペースで、両側の収納ラックにも整理して収納できるようになっている。
ダークブラウンの家具とベージュのシート地により、全体的に高級感のある、落ち着いたインテリアでまとめられている。
バーデンに、エアコンという快適性を加えたバーデングランデは、よりクオリティの高い車内空間を実現している。



バーデングランデの動画はこちら







2014.08.26




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