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M.Y.Sミスティック アンセイエ 




カムロードベースのキャブコンと言えば、どうしても似たような外観となり、さらに最近ではバンクレス化が進み、スマートな印象になりつつある。
アンセイエは、トレンドを踏襲するキャブコンを見慣れた目には、多少の驚きを持って見られることが多いようだ。
それは、外観を見ればすぐわかるように、巨大で、しかも四角いバンクのシルエット、凹凸ラインの入ったシェルに代表される、他とは違うキャブコンだからである。


しかし、これがM.Y.Sミスティックのキャブコンであることを知ると、むしろすっきりと納得できるのではないだろうか。
多くのトラキャンを世に出し、広く支持されている同社の製品キャラを考えると、キャブコンも当然こうなる、と思えるからである。

それは単にデザインがトラキャンに似ている、ということではなく、トラキャンで養われたノウハウをキャブコンにつぎ込んだ結果のデザインなのだ。
断熱材をサンドイッチしたアルミパネルは、車体の軽量化に大きく貢献している。(写真下)
そして、それはアンセイエの大きなアドバンテージとなっている。
キャンピングカーを見るとき、ついつい装備やデザインに目が行ってしまうが、キャンピングカーの重量化と、それに伴うタイヤのバーストなどのリスクをどのように回避しているかにも、もっと注目すべきだろう。



エクステリア
トラキャンに通じる外観で特徴的なのは、やはり大きなバンクであろう。
大きなウインドウがフロントに設けられたバンクは、中に入ると想像通り、広々としたバンクベッドを提供してくれる。
一般的には、天井高の低さから、どうしても窮屈感が拭えないバンクベッドだが、これならメインベッドとしても十分使えるだろう。

そして、軽量化と合わせて特筆されるのが、足回りの強化である。
アンセイエはリアスタビライザーを標準装備しており、更にエアサス、ショックアブゾーバーなどもオプションで用意している。


軽量化と足回りの強化で、弱点とされてきたキャブコンの走りにもメスを入れているのである。
こうしてみると、アンセイエの何となくアンティークなデザインは、むしろ先進的に見えてくるのではないだろうか。

レイアウトとインテリア
レイアウトは、対座ダイネットと後部2弾ベッドという、スタンダードなもの。
オーソドックスなレイアウトであるが、ファミリーでも使いやすく、最も広く採用されているレイアウトでもある。
4名のファミリーでも、バンクベッドと2段ベッドで、ダイネットを展開することなく、就寝できる。

カップルの場合は、バンクベッドが立派なだけに荷物置き場として使うには少々もったいない。
バンクベッドをメインベッドとして、後部2段ベッドは収納庫とするか、セカンドダイネットにしても良いかもしれない。


2列目シートは自在シートになっており、前向きにセットすると、2名が前向き乗車できる。
3列目シートと、運転席、助手席を合わせると、6名が前向きに乗車してドライブできるのだ。
2列目シートを後ろ向きにセットすると、対座ダイネットとなる。

ギャレーコンソールは2口コンロとシンクが一体になったものがビルトインされ、ちょっとした料理も可能。
40リッター冷蔵庫と電子レンジも標準装備である。
なお、調理スペースはシンク/コンロの両側に多少あるが、折り畳み式テーブルを上げると広い調理スペースが生まれる。
コンロ上部には証明付きレンジフードまで装備され、高級感を出している。


アンセイエには、ユーティリティールームも用意されており、オプションでポータブルトイレ、カセットトイレを選択可能。
トイレを積極的に使うなら、ユーティリティールームの場所から考えると、カセットトイレがお勧めである。



アンセイエには家庭用エアコンが標準装備される。
これを駆動するには、やはり発電機とツインバッテリーのオプションは必須となる。
発電機は、ホンダ16iが右後部下に収納されるが、特別に防音を施した収納庫ではないので、それなりに騒音は外部に出るだろう。


また、ソーラーパネルもオプション設定されているので、必要に応じて選べる。

アンセイエの動画はこちら







2014.08.26




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