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第4章 キャンピングカーのベース車
4-8.輸入モーターホームのベース車
輸入モーターホームと一口に言っても、多種多様で、いろいろなベース車が使用されているように思えますが、実は、欧州車ではフィアット デュカトが不動の地位を築いています。
もちろん、現地ではデュカトよりも小型のベース車も多く使われていますが、輸入モデルではあまり見当たりません。
欧州車でデュカト以外で使われているのは、メルセデスベンツ319CD Iがありますが、あまり多くないのが実情です。
ただ、デュカトはFFなのに対し、319CD IはFRですので、雪道の上り坂のようなシチュエーションでは有利です。
価格的にはデュカトの方が圧倒的に有利ですので、今後もデュカトの優勢は変わらないでしょう。
北米車では、フォードE450スーパーデューティーが多く使用されています。
また、最近ではクライスラーがフィアットからOEM供給されたデュカトをラム・プロマスターとして北米市場で発売しており、これを使用したモデルも発売されています。
どのモデルもキャブ部を残したキャブコンスタイルで使われるほか、エンジンとシャシーのみを使い、ボディは全てビルダーで創るフルコンスタイルにも用いられています。