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キャンピングカー広島 ポップ・コン
ニッサンNV200バネット 4,400(全長)x1,695(全幅)x1,970(全高)
エンジン 1,600ccガソリン
乗車定員 5名 就寝定員 大人2名+子供2名
ポップ・コンの室内
NV200バネットベースのキャンピングカーが続々と登場しているが、このキャンピングカー広島から新しく発売されたポップ・コンもその一台。特徴は名前からも伺えるポップアップルーフの存在である。NV200はほぼ小型乗用車と同じくらいの全長と全幅のため、取り回しのよさは抜群であるが、やはり天井高を含めた車内の狭さは気になるところ。ポップ・コンはポップアップルーフとすることで、これを解決している。このキャンピングカーのもう一つの特徴は「ダウンギャレーシステム」。ギャレーコンソールが低くなり、この上にベッドをセットすることにより、フロア全体をフラットベッドとして使用できる。アイデア満載のキャンピングカーである。
エクステリア
ルーフ以外は改造を加えていないため、見た目は普通のミニバンと同じである。従って、日常も全く普通に使用できる。ウイークデーは日常の足として、週末は遠出のキャンピングカーとして使用するには、最適のコンセプトと言える。
ポップ・コンの外観 見た目は普通のミニバン
インテリア・レイアウト
2列目シートは2名着座、3列目シートは1名着座で運転席、助手席を含めると計5名がシートベルトを付けて前向きに乗車できる。2列目シートは後ろ向きにもセットでき、ダイネットを形成する。このとき、3列目シートも2名着座のソファとして使用可能。また、ギャレーコンソールの背を低くすると、その上はソファとなり、着座できる。インテリアはオフホワイトのソファとダークウッド調の家具の組み合わせで、落ち着いた雰囲気を出している。
左:車両右から後部を見る
上:2列目シートを前向きにすると走行時に2名前向きに着座できる
ダイネット
2列目シートを後ろ向きにセットし、3列目シートをソファ展開すると、4名が変則的ではあるがテーブルとギャレーをを囲むことができる。4名までのファミリーならこれで十分であるが、ギャレーコンソールを収納してしまうと、あと2名の着座が可能となる。シートをベッド展開してフルフラットにし、ちゃぶ台スタイルにしてダイネットとすることも可能である。むしろこちらのほうが落ち着くかもしれない。
2列目シートを後ろ向きにすると、ダイネットとなる
ギャレー
このキャンピングカーの最大の特徴はギャレーユニットかもしれない。なんと、ギャレーユニット自体の背を低くしてしまうことができるのである。これにより、ベッド展開時は2列目シート以後を全てフルフラットにしてしまうことができるのである。あると便利なギャレーだが、就寝時は大変邪魔になっていたギャレーユニットを、ベッド下に収納してしまうことにより、ギャレーとベッドを見事に共存させている。すばらしいアイデアだ。給排水タンクも妥協していない。ギャレーユニットの背が低くなるため、10リッタータンクは置けないが、その代わり5リッターのタンクを給水タンクとして2個置いている。排水タンクは床下に12リッターのものが設置されており、これで10リッターの水を使用できることになる。なお、ギャレーコンソールの左サイド面には折りたたみ式のテーブルがあり、カセットコンロなどを置くことができる。また、ギャレーコンソールの隣の収納庫にはサブバッテリーなどの電装系が収納されている。
ダウンギャレーシステムはギャレーコンソールの背を低くし、フラットな面を作る
ギャレーコンソールの下には5リッターの給水タンクが2個ある ガスコンロが置ける折りたたみ式テーブル
ベッド
NV200は決して大きなフロア面積を持っている訳ではないが、収納式ギャレーユニットのおかげで、ベッドは広々と使え、大人2名が余裕を持って就寝することができる。また、ルーフベッドは1,880
x 1,030mmの広さがあり、大人なら1名、子供なら2名の就寝が可能。ファミリーなら夫婦と子供2名の就寝が可能ということになる。なお、ルーフテントは厚手のテント地を使用しているため、冬場の冷気をある程度遮断できる。また、ファスナーを開くと、開いた部分がメッシュ地となっており、夏場は風を通すことができる。
ダウンギャレーシステムにより、床面全体がベッドとして使用できる
ルーフベッドは子供なら2名就寝可能 厚手のテント地で出来ているポップアップルーフ
収納
やはりベース車両の大きさから言うと大きなものの収納はできないが、2列目シートと3列目シートの下が収納庫になっており、ある程度収納が可能。また、FFヒーター装着時は3列目シートの下に設置される。右側後部の窓は埋め込まれており、ここにマガジンラックが設置されている。このような収納は車内に散乱しがちな小物を整理するのに大変有用である。
左:右後方にあるマガジンラック
上:2列目シート下は収納庫
ポップ・コンは、日常的に使えるミニバンを目的の一つとして企画されたキャンピングカーであり、そのため取り回しを重視してNV200がベース車に選択されている。このような場合、どうしてもキャンピングカーとしての居住性や利便性に影響が出る場合が多くなるが、ポップ・コンでは、そのような問題をアイデアで解決している。その最たるものがダウンギャレーシステムで、このアイデアにより、就寝時に大人2名でも広々としたベッドサイズが確保できている。また、ポップアップルーフの採用により、頭上空間の余裕も十分に確保している。比較的長期のクルマ旅になると、就寝スペースの妥協や頭上空間の窮屈さは疲れを加速させるものとなるが、このサイズのベース車両で、ここまで快適な空間を作り出しているのは他に類を見ない。ポップ・コンは全てにバランスの取れたキャンピングカーの1台といえる。
問い合わせ
キャンピングカー広島
〒731-0305 広島県安芸高田市八千代町上根277番地
TEL:0826−52−3224
装備一覧
車名 | ポップ・コン | |
ベース車 | キャンピングカー広島 | |
シェル架装 | - | |
ルーフ架装 | - | |
ポップアップルーフ | ● | |
窓張出し | - | |
FFヒーター | ▲ | |
サイドオーニング | - | |
サブバッテリー | ● | |
走行充電システム | ● | |
バッテリーチャージャー | ● | |
サブバッテリー過放電防止装置 | - | |
バッテリー増設 | - | |
インバーター | - | |
外部AC入力 | ● | |
ルーフベンチレーター | - | |
ガスコンロ | - | |
シンク | ● | ダウンシンクシステム |
レンジフード | - | |
冷蔵庫 | ▲ | 収納はなし |
給水タンク | ● | 5リッターx2 |
排水タンク | ● | 12リッター |
電子レンジ | - | |
常設ベッド | - | |
二段ベッド | - | |
ルーフベッド | ● | |
バンクベッド | - | |
オーバーヘッド収納庫 | ● | |
クローゼット | - | |
多用途ルーム | - | |
シューズボックス | - | |
シャワールーム | - | |
トイレ | ▲ | ポータブルトイレ |
カーテン | ● | |
ソーラーシステム | - | |
サンルーフ | - | |
追加エアコン | - | |
温水装置 | - | |
発電機 | - | |
断熱加工 | - | |
アクリル2重窓 | - | |
床暖房 | - | |
リアラダー | - | |
価格(税込:円) | \3,265,500 |
2010年3月現在
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