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ロータスRV　イースピリットラウンジ

ワイドロングワゴン　4,840（全長）x1,880（全幅）x2,700（全高）mm
エンジン　直４DOHC　2,693cc

ロータスRVのイースピリットには従来Type�T、Type�U、Type�Vがあったが、イースピリットラウンジは内装にラウンジシートを採用してモダンなものにしたモデルである。雰囲気のあるインテリアを採用することにより、夫婦二人での車旅にも十分満足できる仕上がりになっている。

ラウンジ仕様を含め、イースピリットシリーズ共通の特徴は、なんと言っても大きなルーフだ。このルーフは「スーパージャンボルーフ」と名付けられており、その名のとおり、相当に大きい。もちろん、ここはバンクベッドになってるのだが、その大きさは半端ではなく、大人３人用となっており、２人なら余裕で就寝できる。また、起き上がったときの頭上まわりも余裕があり、バンクベッドで寝る窮屈さは最小限に抑えられている。

このバンク部分には、両側に明り取りの小窓が設けられており、閉ざされた空間に開放感を与えている。バンクベッドへの昇り降り用に梯子も標準装備されている。





イースピリットシリーズの二つ目の特徴として上げられるのが、バンコンでありながらキャブコンのような装備を持っていることだ。イースピリットではバンコンではあまり例のないトイレ兼シャワールームを装備している。シャワールームには専用のシャワーヘッドも装備され、本格的なもの。ただし、温水でシャワーを浴びようと思えば、オプションのボイラーをつけなければならない。（約２７万円程度）このボイラーはガス、外部AC100V、あるいはラジエーター熱交換の３ウエイのもので、２３リッターの湯量が保存できる。ガスはカセットボンベタイプのものを５本セットできるユニットがギャレー下の収納庫に格納されており、これを使用する。走行中はラジエーター熱交換である程度の温水にまでしておき、シャワー使用時にガスで更に温度を上げて使用することも可能で、こうすることにより、燃料をあまり使わないでシャワー用の温水を得ることができる。ボイラーに蓄えられる温水は２３リッターであるが、実際に使用する場合は、水と混ぜ合わせて使用することになるので、シャワーの温水はある程度確保できる。
ただし、排水タンクの容量や、絶対的な湯量を考えると２人が十分な湯量を使用するのは難しいかもしれない。
なお、シャワーの排水用に特にタンクは用意されていないので、シャワーを浴びる前に車外に出て排水用の入れ物をセットする必要がある。

シャワールームは、リアハッチを開けても丸見えにならないよう、リアハッチとの間に仕切り板とドアが設けられている。このドアを使って、外からシャワールームに入ることもできるので、海水浴などで外から直接シャワールームに入りたいときなど重宝するだろう。




ダイネットはラウンジ仕様の最大のウリで、その名に恥じない雰囲気のある作りになっている。ラウンジ仕様を見てしまうと、従来のデザインが野暮ったく見えてしまうだろう。テーブルも大型の楕円形になっており、不要なときは通路側が折りたためるようになっている。夫婦２人での旅なら、やはりインテリアには多少の贅沢をしたいものである。ダイネットはラウンジシートをパズルのように組み合わせてベッド展開できるようになっており、ここでも大人１名、子供なら２名就寝できる。
もっとも、このクルマのコンセプトから考えれば、ダイネットはベッド展開せず、眠くなればバンクの常設ベッドに行くといった使い方が正解であろう。

















ギャレーは耐熱ガラスカバーつきの２口コンロと大型のステンレスシンクが一体になった本格的なもの。左隣の冷蔵庫が上面扉であり、冷蔵庫を閉じた場合は大きな作業スペースが確保できるので、ちょっとした料理も可能だ。冷蔵庫は冷気の逃げにくい上開きのもので、容量は４０リッター。電子レンジは４万２千円でオプション設定されている。

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