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キャンピングカーのすすめ


定年退職後のセカンドライフが話題になったりするとキャンピングカーが取り上げられることが多くなってきた。今までキャンピングカーに興味を持っていなかった人や、キャンピングカーの存在自体身近に感じていなかった人も、多少気になる存在になってきたのではないだろうか。そもそもキャンピングカーがあると何が良いのか、あるいはどのようなことを知っておかねばならないのかをまとめてみた。

キャンピングカーの優位点

1 キャンピングカーだと思い立ったとき、すぐに旅立てる
旅行をしようと思うと、宿の予約、列車の予約、そして時間に遅れないように駅へ行かなければならない。しかしキャンピングカーなら、思い立ったらすぐ出かけられる。たまたま土曜、日曜に予定が空いたなら、金曜の夜から出かければよい。宿の予約も、交通機関の予約も必要ない。

2 キャンピングカーだと宿泊代がいらない
クルマにベッドを積んでいるキャンピングカーだから宿泊は車の中。当然宿は必要ないので宿泊費もかからない。よって旅がローコストでできるようになり、気軽に出かけることができる。

3 キャンピングカーなら気ままな予定変更も可能
夕方までに目的の宿までたどり着かなくてはならないといった制約は全くない。もし、今いるところが気に入ったなら、いつでも予定を変更することが可能。常にスケジュールに管理される旅では絶対できないことが、キャンピングカーならできる。

4 キャンピングカーならいつでも休める
旅に出ると、宿以外落ち着けるところが無い。観光の途中でちょっと休みたくても、なかなか横になったりリラックスできるところは無い。結局一日歩き回ってへとへとになって宿にたどり着いたという経験は無いだろうか。キャンピングカーがあれば、旅先に自分の部屋があるようなもの。いつでも休めるし、横にもなれる。旅の疲れが格段に少なくなる。

5 キャンピングカーならフラットなベッドがある
車中泊が一般的になってきた。クルマで出かけるのでキャンピングカーと同じようなメリットがあるが、フラットにならないクルマのシートで寝ると熟睡できない。結果、疲れが溜まって観光どころではなくなってくる。キャンピングカーならフラットなベッドがあるので、伸び伸びと熟睡できる。熟睡できるか出来ないかは安全面にも影響してくる。

6 キャンピングカーならトイレの心配が無い
行楽シーズンには観光地やパーキングエリアのトイレは行列が出来る。キャンピングカーならポータブルトイレを積んでおけばいつでも使用可能。特に子供がいると待ったなしなので、大変重宝する。最近のキャンピングカーでは個室の付いたモデルも多くあるので、車内で用を足すことに抵抗がある人も問題ない。

7 キャンピングカーなら渋滞知らず
キャンピングカーでも渋滞に巻き込まれたら、当然渋滞に付き合うしかないが、渋滞を積極的に避けることができる。例えば、金曜の夜に走って、土曜の朝に観光地に着いていれば、渋滞に巻き込まれないで目的地に着くことができる。早く着けば、車内で寝ていれば良い。

8 キャンピングカーなら早朝から活動できる
風景写真などを撮るカメラマンの方なら、早朝はシャッターチャンスの時間。まだ明けやらぬ風景を撮影するには、被写体の近くで寝るのが効率的だ。また、宿に泊まっていると、早朝から起き出すのは気が引けるし、朝食や精算などが面倒。キャンピングカーがあれば、早朝からすぐ活動できるし、ひと段落着けば車内で休めばよい。

9 キャンピングカーなら荷物をいっぱい積める
列車やバスでの旅では、パソコンやステレオやカメラなど、持ち歩くのは不可能。よって、旅先でちょっとパソコンが使えたら、ちょっといい音楽が聴けたら、ちょっと良いカメラを持っていけたら、と思っても無理な話。しかし、キャンピングカーなら積んでいけば良い。最近は道の駅などでもWiFiが使えたりするので、パソコンをネットにつなぐことも可能。また、持ちきれないので諦めていた友人へのお土産も、キャンピングカーならいっぱい買える。

10 キャンピングカーなら地元の食材で自炊できる
旅先での楽しみはやはり食事。宿で出される料理や地元の料理屋での食事はやはり何物にも代えがたい。しかし、毎日宿で食べるのも代わり映えしないし、たまには軽く済ませたいという時もある。キャンピングカーなら地元の食材を買ってきて料理するのもよし、手をかけたくなければ、外に食べに出ればよい。

11 ペットを連れて行ける
最近はペットも一緒に泊まれる宿泊施設が増えたとはいえ、まだまだ一般的ではない。また公共の交通機関でペットを連れて乗るためにはケージに入れなければならないし、やはり気が引ける。キャンピングカーなら誰はばかることなくペットを連れて行くことができるし、ペットに窮屈な思いをさせることもない。

12 キャンピングカーの車内は落ち着く
これはキャンピングカーでなくても良いのかもしれないが、キャンピングカーの車内は妙に落ち着くという人が多い。その証拠に自宅に停めている時も、一人でこもって仕事をしているとはかどる。何も好んで狭い空間に行かなくても、と思われるかも知れないが、あの狭さが隠れ家的で落ち着くのかもしれない。


キャンピングカーの考慮点

何事にも良いところがあれば、そうでないところもある。キャンピングカーも同じで、良いところばかりではない。ここでは、キャンピングカーの制約事項、問題点も書いておく。

1 自分で運転する必要がある
当たり前のことでだが、キャンピングカーはお抱えの運転手でも雇わない限り自分で運転する必要がある。運転は身体的にも精神的にも疲れるもので、特に長距離を運転するキャンピングカーでは、無理は禁物。列車やバスでは移動中眠ることができてもキャンピングカーは駐車して休憩する必要がある。

2 事故の危険性がある
クルマを運転しているということは加害者にも被害者にもなる可能性があるということで、そのリスクは列車やバスでの移動に比べると大きい。初めての土地を訪れることも多いキャンピングカーでは、土地勘の無い場所での運転となり、そのリスクも大きくなる。更に、高さがあることは常に意識して運転する必要がある。

3 駐車する場所が必要
クルマ全般に言えることだが、観光する場合は常に駐車場の確保が必要。当然有料の場合もあり、その出費は必要となる。また、必ず駐車場に戻ってくることが必要で、例えばハイキングをしながら次の目的地に行く、というような移動スタイルは取れない。

4 夜間の安全は自分で確保する必要がある
キャンピングカーで一夜を過す場合、時には人気の無い場所に駐車せざるを得ない場合もある。日本は比較的安全とはいえ、やはりそれを過信するのは危険。万一のリスクを考えて、できるだけ人気のある場所や明るい場所を選ぶ必要がある。

5 トイレや排水は自分で処理する必要がある
オートキャンプ場で排水施設があるある場合を除き、ブラックタンクやグレータンクの処理は自分で行う必要がある。慣れてしまえば特に苦にならないという意見もあるが、やはりそのために労力と時間を取られることは確か。このあたりのこともしっかり理解しておきたい。

6 車内は暑いし寒い。雨音も大きい
最近のキャンピングカーは大なり小なり断熱処理が行われており、かなり改善されたとはいえ、やはりキャンピングカーの車内はホテルや旅館の建物の部屋とは異なり、冬場の夜間は寒いし、夏場の日中は暑い。寒さに対してはFFヒーターの普及で、改善されているが暑さに対しては、エアコンの普及は価格やぷペースなどの点でまだ少ない。また、意外に雨音が大きくて眠れなかったという意見もある。

7 大きなキャンピングカーでは駐車場探しが大変
大きなクルマに乗っていると、ちょっとコンビニに立ち寄るのも億劫なものである。一般的に5mを超えると内輪差が気になりだす。ハイエースではスーパーロングになると取り回しに気を使うといわれている。最近ではキャブコンでも5mをきるモデルが多くなっている。

8 普段乗りには適さない車種がある
特に注意する必要があるのは、地下駐車場や建物内の駐車場で、高さ制限があるところ。キャンピングカーに乗り始めの頃は気をつけていても、慣れるとついつい高さを忘れてしまうことがある。そのため運転席に高さ注意の張り紙をしているユーザーもいるはず。買物やちょい乗りではやはり大きいとフットワークは悪くなる。最近では普段は奥さんが運転することも考慮して、タウンエースなどサイズの小さいキャンピングカーの要求も強い。

9 環境には良くない
少なくともクルマである限り、移動手段として考えると、鉄道よりはエネルギー効率は良くない。ただ、そう言ってしまうとミもフタもないので、キャンピングカーを楽しみたいユーザーとしては、できるだけ環境に良い運転や使い方を心がけたい。

10掃除やメンテナンスが必要
家や自家用車を持つのと同様、掃除も必要だしメンテナンスも必要。そのためのコストもかかる。まあ、これはデメリットというよりも、楽しんで行いたいものである。キャンピングカーで暮らして気が付いた不便な点を改善したり、ちょっとした装備で便利にしたりと、DIYの楽しみもある。

マナーは結局自分に跳ね返ってくる
最近キャンピングカーが増えてきたからか、マナーに対する話題や苦情が多くなっている。キャンピングカーに乗っていると、自分の家にいるような環境のため、ついついマナーに対する考え方が甘くなってしまうのかもしれない。しかし、キャンピングカーに乗っていない人から見ると、キャンピングカーユーザーが、これくらいと考えることでも、大変なマナー違反と映ることがあることを理解しておく必要がある。ただでさえ目立つキャンピングカーで、エンジンをかけっ放しにしたり、大声で騒いでいたりするのは、一般車でやっている以上に目立つもの。その結果、キャンピングカーの駐車拒否などにつながると、結局自分たちに跳ね返ってくることになる。キャンピングカー乗りとして、やはり十分に自覚したいものである。

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