2-18. 観光地の駐車場には停められる?


大きなキャンピングカーでは、観光地などの駐車場に停められるのだろうか、と不安に思っておられる読者の方もおられると思います。
まず、全長5m以下、車幅2m以下であれば、高さの問題(後述します)が無ければ、問題なく駐車することができます。

ハイエーススーパーロングのように、全長が5mを少し超える車種でも、よほど狭い駐車場でない限り、駐車できる場合が多いようです。ただし、狭い駐車場では、何度も切り返しが必要になる場合がありますので、出る場合のことも考え、場所を選ぶと良いでしょう。

高さに関して、高さ制限のある駐車場の場合は、もちろん物理的に停められません。
これは、例えば、発券機やゲートのところに、雨除けの屋根がある場合です。
ただ、よく見ると、発券機から少し離れて通過すると、干渉しないで通れる場合もあります。
このような場合でも、出口の方も見ておかないと、入ったはいいが出られない、と言うことになります。

 雨避けひさしがあるコインパーキング

高さに関しては、もう一つ、料金で注意しておく必要があります。それは、全長が乗用車と同じでも、車高で大型車と判断される場合があることです。
無人の有料駐車場で、出庫時精算しようとすると大型車料金が表示される場合があります。
これは、センサーで全長や車高を計測して、料金を表示しているのですが、高さのセンサーしか備えていない場合、全長がたとえ5m以下でも大型車の料金が表示されてしまいます。

計測基準などは統一されているわけではなく各事業者に任されていますので、大型車と言われれば大型車の料金になってしまいます。心配な場合は、あらかじめ問い合わせるなどして、確認しておくと良いでしょう。

理不尽にも8ナンバーだから、あるいは(見た目が)キャンピングカーだからと言う理由で、一般車よりも高価な駐車料金を請求される場合もあります。
専有面積は変わらないので、なぜ?と思いますが、これも「キャンピングカーは大きい」という先入観から設定されている場合が多いようです。

キャンピングカー料金が設定されていても、見た目がノーマルの8ナンバーハイエースは普通車料金という場合もあります。この国では、まだまだキャンピングカーが認知されていない実感を味わうことができます。

2x5mを大幅に超えるキャンピングカーの場合は、普通車枠しかない駐車場には入れませんが、係員がいれば、端の方などに誘導してくれる場合があります。
また、観光地には大型用の駐車場がある場合が多く、駐車料金は高くなりますが、こちらに停めることもできます。大型用駐車場は予約制になっている場合もありますので、これも調べておくとよいでしょう。

 

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