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第1章 キャンピングカーの世界


1-1. キャンピングカーが売れている
キャンピングカーが売れているようです。
少し前のデータですが、2013年度のキャンピングカー新車販売金額は、初めて300億円を超えたそうで、これから有望なマーケットと言えます。



この原因の一つが、旅やレジャーの多様化です。
従来、旅行といえば、スケジュールを立てて、ホテルや旅館を予約するのが当たり前でした。
まさか、駅や道路で寝るわけにもいかないので、宿泊場所の確保は必然だったからです。
しかし、これには数週間前から予約が必要ですし、予定の変更は大変です。
計画的な休暇や長期の休暇が取り難い労働環境では、数か月、数週間先の予約を入れられないという事情もありました。
更に、最近はペットと旅行に行きたいという需要も増えていますが、ペット同伴で宿泊できる施設はまだ十分とは言えません。

キャンピングカーが売れているもう一つの要因は、リタイアして余暇のある人が増えていること。
団塊世代のリタイアをはじめ、今後この人口は急激に伸びていきます。
この人々の余暇の過ごし方の一つとして、くるま旅が注目されています。
十分な時間を利用して、遠方への気ままな長期旅をするには、キャンピングカーは最適です。
このようなユーザー層は、より高級車を購入する資金力があり、実際輸入車をはじめとする高級車の販売は好調なようです。

家族でのレジャーにも変化が生じています。
子供との時間を、いかに安価に楽しむか、を考えた場合、近場に出かけて車中泊という方法がクローズアップされています。
車中泊となると、乗用車では狭すぎるので、ミニバンやハイエースレベルのワンボックスに簡易ベッドを搭載したキャンピングカーが注目されています。
日常は通常のミニバンとして、休日はキャンピングカーとして使用するという使い方がクローズアップされているのです。

このように、多様化した旅やレジャーにあって、キャンピングカーは有力な選択肢であり、今後も認知度を上げていくことが予想されます。
キャンピングカー先進国の欧米と比べると、まだまだ足元にも及ばない日本ですが、今後リタイア後や休暇の過ごし方が欧米レベルに成熟するに伴い、キャンピングカーも一般的になっていくと思われます。











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